“クリティカル・シンキング”で上がる!! 圧倒的な「分析的思考力」を高める方法とは?

圧倒的な「分析的思考力」とは何か?

この記事では、勉強だけでなく人生にも大きな影響を与える「分析的思考力」についてお伝えします。

あなたは、“クリティカル・シンキング”という言葉を聞いたことがありますか?

クリティカル・シンキングを直訳すると「批判的思考」と訳されます。

「批判的」という言葉から「粗探し」をするイメージや、ネガティブなイメージを持たれるかもしれません。そして、それはアメリカで生まれた本来の“クリティカル・シンキング”の意味とは、全く異なるものです。

クリティカル・シンキングとは「分析的に物事をとらえる思考力」のことを言います。

これが高いと勉強での成果や結果、また人生の達成を手に入れやすく、

逆に低いとケアレスミスや、人生への無気力感を手に入れる可能性が高まります。

アメリカやイギリスをはじめとする学校では、このクリティカル・シンキングを対話型の授業により、小さい頃から徹底的に鍛えてゆきます。

”あなたは(この問題/情報について)どう思う?” “なぜそう思う?” こういった質問を基に、「自分の頭で考える力」と「それを表現する力」を身につけるのです。

しかし、クリティカル(分析的)に考えることが、どのように学習などの向上につながるのか、実際にはよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

今回は、クリティカル・シンキングの方法を5つの順を追って説明し、それが「分析的思考力」をどのように高めるのかを、実際に起こった”セント・へレンズ山 (Mount St. Helens)の噴火”のニュースを例にご紹介します。

もし、勉強や人生に大きな成果を得たい方は、必読です!

目次

カテゴリー分けする

「カテゴリー分け」とは内容が似ているもの同士でグループ分けをすることです。

つまり、まず基本を理解するということです。このカテゴリー分けの作業で基本となる背景知識を得ることで、その後より詳しい内容の理解に移りやすくなります。

例) ”What is Mount St. Helens?”  セント・へレンズ山とは何か?

カテゴリー: Mount St Helens is a volcano. セント・へレンズ山は火山である。

所在地: Washington state ワシントン州にある。

基本情報: The latest eruption in 1980 was one of the largest in history. 

                     1980年に起こった噴火が、一番最近のものである。

知っていることと繋げる

日頃起こっている物事やニュースの題材についてよく知っていることもあれば、知らないこともあるでしょう。知識の量は普段の読書量や教育的なテレビ番組を観ている量に比例します。

まずは自分の知識をもとに知っていることを下の例を参考に書き出してみましょう。知っていることがない時は、より広く一般的なテーマで考えても構いません。下の例のように、書き出してみましょう! 

Critical Thinking

知りたいことを考える

すでに知っていることが全て書き出せたら、今度はさらに知りたいことを考えます。次の例のように自分自身に質問を投げかけてみましょう。

  • Why do volcanoes erupt?

そもそも、なぜ火山は噴火するのか?

  • How powerful is a volcanic eruption?

火山の噴火は、どれくらいの威力があるのか?

  • How much damage did the last eruption at Mount St. Helens do?

セント・へレンズ山の一番被害が大きかった噴火は、どのようなものだったのか?

  • How do scientists know when a volcano is ready to erupt?

専門家は、火山が噴火するときをどのように見分けるのか?

  • What can people do to be safe?

安全のために私たちができることは何なのか?

より詳しく調べる

別の記事や論文などを読み、より詳しい情報を手に入れましょう。

海外の大学の授業では、リーディングの課題に書かれていたことを元にディスカッションをするほか、内容に関連する事柄についてたくさん質問されます。課題以外に追加の資料を読み、知識を増やしておくことはとても重要なんです!

ステップ3で考えた全ての質問に答えるだけでなく、さらに追加で情報を得られるよう準備を行いましょう。その際に役に立ちそうな語彙も調べておくと、さらに良い結果を得られます!

分析し関連づける

最後に、分析と関連づけを行います。”分析”とは、読んだ内容について深く考えることです。

よく理解して、これまで学んだ全てのことと繋げてみましょう。”関連づけ”とは考えと考えをつなぐことです。

ここまで(1)トピックのカテゴリー分け、(2)背景知識の整理、(3)さらに知りたいことを考える、(4)詳しく調べる、という4つのステップを踏んできました。最後にこれらすべてを繋げましょう。

内容についてより深く、詳しく理解をする、これがクリティカル・シンキングです。

クリティカル・シンキングによって、ただ漠然と読み理解するだけでは得られない”深い理解”が可能になり、圧倒的な「分析的に物事をとらえる思考力」を得ることができます。

勉強で成果を上げたいときなどに、とても重要な要素であることが分かります。

ぜひ取り組めるところから始めてみてください!

クリティカルシンキングが学べる

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