同じ夢を持つ仲間が欲しかった
「高校を卒業後そのまま海外大進学も考えていましたが、同じ道を目指す同志が欲しかったのが一番大きいと思います」
田村美咲さんがNICを選んだのは、英語力を高めるためだけではありませんでした。海外大学という同じ夢を共に語れる仲間。その存在を求めてNICへの扉を叩きました。
そして今、University of East Angliaを卒業し、10月からはデロイトトーマツへの入社を控える田村さん。就職までの間も、昨年からインターンを続けてきた難民支援協会での活動を続けています。
「Hard but 楽しい」NICの1年半
NICでの日々を、田村さんはこう表現します。
「Hard but 楽しいを実感できた1年半でした。毎日しんどくて辛かったですが、支えてくれる、共感して励まし合えた友達と出会えたのが一番の思い出です」
ハロウィンも、スポーツ大会も。辛い勉強の日々の中で、仲間とともに笑った思い出が、田村さんの原点になっています。
卒論で向き合った、日本の難民制度
イギリスの大学では、勉強を胸を張ってやりきったと言います。
「最終学年の卒論は本当に楽しくて、日本の難民制度をとことん研究できて大満足でした」
一方で、マイノリティとして生活する難しさも経験しました。「文化の違いで片付けていいことなのか、線引きもとても難しかった」と田村さんは語ります。それでも、NICの友達に支えられながら、イギリスでの学びを全力でやり遂げました。
ルームメイトとの衝突を、対話で乗り越えた

苦労した出来事として、田村さんが挙げるのはルームメイトとの文化的な衝突です。
「ガーナ出身で熱狂的なキリスト教徒のルームメイトと、生活リズムの違いなどでぶつかることもありました。一時はmove outも考えましたが、問題にしっかり向き合わないと同じことを繰り返してしまうと思い、話し合いを重ねました」
お互いの譲れない点と考えをシェアし合うことで、相手の行動の背景にある理由を知り、理解できる点が増えていった。退去する頃には、とても仲良くなれたといいます。
異なる文化と正面から向き合い、対話で乗り越える。その経験は、これからのコンサルタントとしての仕事でも必ず生きてくるはずです。
これからの夢:難民支援に、自分の力で

「まずはコンサルタントとしてfinancial stabilityを得て、その上でlocal NGOやUNHCRで難民支援に従事したい。最終的には日本に来た難民の方を対象に、就労支援などで起業したい」
コンサルという手段を通じて、難民支援という夢へ。大きく、そして具体的なビジョンを持って、田村さんは歩んでいます。
高校生・保護者の皆さんへのメッセージ
「NICでは同志が見つかります。本気で一緒に頑張れる、尊敬できる友人を得られます。夢を一緒に語り合える友達が得られたのが本当によかったです」
【プロフィール】
田村美咲(たむら みさき)さん NIC第34期生
University of East Anglia グローバル開発学専攻 卒業(2025年7月)
内定先:デロイトトーマツ(2025年10月入社予定)
現在:就職まで難民支援協会でインターン活動を継続中。NICで得た同志とともに、イギリスで卒論まで走り抜けた。コンサルタントとしてキャリアをスタートしながら、将来は難民支援・起業を目指す。
同じ夢を持つ仲間が欲しかった。その思いがNICへ、イギリスへ、そして難民支援へとつながりました。対話で文化を超え、夢を語り合える仲間とともに、田村さんはこれからの道を歩みます。

