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個別指導制度(チュータリング)

NICにおいて、最も優れているポイントといえるのは、学生個人個人に目を向けることと、そして一人一人に与えられる個別指導です。それらはただ単に学生対教授の比率で表されるものではありません。むしろ学生たちはニーズがそれぞれ全く異なる一人ひとり「個」の集まりです。講師たちは学生たちが弱点としているところと同時に、優れているところも把握して、そして一クラスに20人の学生がいるのではなく、20の「個」が集まり一つのクラスを形成しているのです。
私が先学期教えたある一人の学生は、クラスについていくのにいくつかの困難を持っていました。彼が私のところに来て、その問題について何ヶ月も話し合いました。それは彼を大きく支えたマンツーマンセッションの始まりでした。毎週数回、そしてすべての小テストや試験の前には、私は彼の勉強をサポートしました。彼と共に空き教室へ行き、彼が理解できていなかった宿題を、すべて復習しました。次の試験の前の日には、彼のノートをすべてチェックして、彼がきちんと準備できているか、大切なところを理解しているかを確認しました。

これらの親密なコミュニケーションを通じて、彼は私に頼ることから、自分自身に頼ることを学んでいきました。結果として、彼は仲間たちのレベルに追いつき、同じような成績で学期を修了することができました。これは一学生がただ単に何十人の中の一人ではなく、1人の「個」であることの良い例だと思います。またそれは教師も単に教室で教えているインストラクターではないことも示しています。教師はカウンセラーでもあり、チューター(個人教授)でもあり、そして私たちが「学生たち」と呼ぶ人々の「友人」でもあります。
「個」へ目を向けることは、日本の学校ではほとんど実践されていないものです。カウンセリング、アドバイス、そして学生を「助ける」ことはすべて一人ひとりの学生に与えられることであり、それらは決して「クラスレベル」だけで存在するものではないのです。私たちの教育の中では、学生一人一人が「個」として認められる権利を持っています。ネイティブスピーカーの教員と学生の間にはカルチャーギャップは存在せず、もし存在するなら、それはそのように隔たりを自ら作ろうとするときだけです。私が心から言えることは、NICでの皆さんのゴールは海外の大学へつなげる1年間ではなく、人生へつなげる1年間をつくりあげることだということです。


