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保護者・高校教員・本学OBOGからのメッセージ
「しっかりと目標を持つということ」
福岡雙葉高等学校 進路指導主任 白土 祥一 先生

実りをもたらすには、相応の心構えを
本校は、国際交流プログラムに力を入れており、中学から海外の姉妹校で学ぶ機会を設け、比較的多くの生徒が参加をしています。
中学、高校段階での海外での学びは、異文化に触れたり、英語などを集中的に学んだりというものが一般的な内容になっています。これは本格的な留学ではありませんが、ここでの経験がその生徒の中に大きく残り、卒業後の進路決定に重要な位置を占めるようになる場合が少なくありません。
一方、高校を卒業して本格的な留学をする場合、目的は、それぞれ本人次第ということになります。理系の勉強がしたくてアイルランドに行った卒業生もいれば、福祉を本場の北欧で学びたいと、スウェーデンに留学した卒業生もいて、それぞれ元気に学生生活を送っているようです。
私たち教員は、こうした留学志望の生徒たちには、できるだけ的確なアドバイスをして、留学を実りあるものにして欲しいと願っています。私の場合は、目標をはっきりとさせるようにと指導をしています。
「目標がはっきりしないのであれば、留学は止めなさい」とまで言いきります。目標を持つことはとても重要だと思うからです。私が生徒に伝えたいことは、「何となく行ってみたい」といった曖昧な動機では、何となく過ごして終わってしまい、得られるものも少ないだろうということです。
もっとも、目標を持つといっても、そう、はっきりとやりたいことが決まっている子は、多くはありません。ですから、初めは「何となく」という、漠然とした憧れのような気持ちからスタートするのでしょう。その芽は摘んではいけません。大切なのはその後です。その芽を大きく伸ばし、実りをもたらすには、相応の心構えが必要だということです。
例えば、どういう学びのコースがあるのか、しっかりと調べさせます。そして自分は何を学ぶのか、それを決めた理由は何か、ホームステイの受け入れについてはどうなっているのか、などをきちんと保護者の方や私たち教員に説明ができるようにしなさいと求めます。そういうことを通して、本人も、しっかりとした意識を持って、留学に臨むようになっていきます。周りがお膳立てをしなければ物事が進まないようなら、やめるべきで、そんなことでは、留学してもうまくいかないからです。
できる準備は、なるべく事前に
本人の環境順応力によりますが、海外で成功するかどうかを、事前に見極めるのは簡単ではないと思います。引っ込み思案だと思っていた子が、めきめきと成長する例もありますし、その逆の場合もありますから。
できる準備は、なるべく事前にするに越したことはないでしょう。その方が、後悔も少ないでしょう。ですから、備えあれば、憂いなしということは、言えるかもしれません。
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