モナシュ大学Monash University

ロケーション
メルボルン, ビクトリア州
タイプ
州立
設立年
1958
総学生数(学部生数)
86,753(55,650)(1)
教職員数
9,127(1)
学生-教職員比率
10 : 1(1)
学生男女比率
43 : 57(1)

Overview

モナシュ大学(Monash University)は、エンジニアであり軍事指導者であり行政官のジョンモナッシュ卿にちなんで名付けられ、1958年に議会法によって設立されました。
また、ビクトリア州に設立された最初の大学です。

モナシュ大学は、教育と研究の卓越性で認められたオーストラリアの主要大学の同盟である「グループ8(Group of Eight)」のメンバーです。8大学のグループは、他のオーストラリアの大学の卒業生よりも早くフルタイムの雇用を見つけ、より高い給与で始まり、大学院の研究に移行する可能性が高い卒業生を生み出しています。

オーストラリア国内に限らず、世界的にも高い評価が与えられています。
タイムズ誌「World University Rankings 2022」で57位、QSトップユニバーシティー「QS World University Rankings 2022」で58位にランキングされ、世界トップクラスの大学といえます。

モナシュ大学は、ビクトリア州全体に4つのローカルキャンパス、マレーシアの国際キャンパス、中華人民共和国、イタリア、インドにセンターがあります。それぞれが学生の才能を特定して育成する環境を提供し、その才能を能力に変えています。
学生たちが直面する課題に対処するための最善の方法は、支援的な環境を提供することであると信じており、学生の思い出に残る大学体験をすることができるように、学生を擁護し支援しています。

現在、クレイトン、コールフィールド、ペニンシュラ、パークビルに4つのローカルキャンパスがあります。
メインキャンパスである「クレイトンキャンパス」には、約26,000人の学生がおり、8つのキャンパスすべての中で最大です。
メルボルンの南東20kmに位置しており、モナシュ大学最初のキャンパスです。キャンパスには、スポーツ、文化、教育のイベントや施設が豊富にあり、共同研究プロジェクトの促進において誇り高い実績があります。

モナシュ大学

Photo by Rob Deutscherk (CC BY 2.0)

公式YouTubeビデオ

Ranking

World University Rankings 2022The Times Higher Education
57
QS World University Rankings 2022The QS Top Universities
58
2021 Best Global Universities in Australia/New ZealandUS News Best Global Universities
4

Tuition & Fees

学費は、各学部学科のコースにより異なりますので、モナシュ大学の公式サイトより各コースページよりご確認ください。

2021年 留学生の年間授業料および生活費の見積International course fee for 2021 & Cost of living

製薬科学士コースBachelor of Pharmaceutical Science
41,200
工学士コースBachelor of Engineering (Honours)
46,000
教育学士コースBachelor of Education (Honours)
34,000
学生寮費Accommodation On Campus
240 - 303 per week
食費&外食費Groceries and eating out
80 - 280 per week
電話&ネット費Phone and internet
20 - 55 per week

上記費用は、モナシュ大学「Course fees for international students」および「Cost of living」より抜粋しております。その他の費用および詳細は、「Fees information」をご覧ください。

上記費用は、最新の費用ではない場合がございます。大学ウェブサイトでご確認いただくかNIC事務局までお問い合せください。

Academic Programs

設置学部学科

芸術デザイン建築学部

ファインアート学科

美術史&キュレーティング学、ファインアート

デザイン学科

協同デザイン、コミュニケーションデザイン、産業デザイン、空間デザイン

建築学科

建築設計学

文学部

語学文学文化言語学科

中国研究、ヨーロッパ語学:フランス研究、ヨーロッパ語学:ドイツ研究、ヨーロッパ語学:イタリア研究、ヨーロッパ語学:スペイン&ラテンアメリカ研究、インドネシア研究、日本研究、韓国研究、言語学、言語学&英語、文学研究、ウクライナ研究、グローバルアジア学

メディア映画ジャーナリズム学科

コミュニケーション&メディア研究、メディア学、映画&スクリーン映像研究、ジャーナリズム学、広報学、スクリーン映像学

哲学歴史国際研究学科

人類学&古代史学、生命倫理学、歴史学(アメリカ史、アジア史、オーストラリア史、ヨーロッパ史、世界史、近代/ルネサンス史)、人権学、先住民文化歴史学、国際研究(世界衛生病気、環境都市サステナビリティ、危機紛争&災害、商業技術消費)、ユダヤ研究、ホロコースト&大虐殺研究、哲学、宗教研究

社会科学科

人類学、犯罪学、人文地理学、行動研究、政治学、国際関係学、社会学、ジェンダー研究

音楽演奏学科

音楽、音楽演奏(クラシック音楽演奏、ジャズ&即興演奏)、大衆音楽、作曲&音楽技術学、音楽民族学&音楽学、舞台パフォーマンス

文学社会科学科(マレーシアキャンパス)

コミュニケーション学、映画テレビスクリーン映像研究、グローバルスタディーズ、ジェンダー研究、心理学、ライティング学

経営経済学部

会計学科

会計学、会計士学

金融業務財務学科

金融業務財務学、財務学、財務学&経済学

商法課税学科

商法学、課税学

計量経済経営統計学科

保険数理学、経営分析統計学、金融計量経済学、計量経済学、保険数理研究、経営分析学、計量経済学の数学基礎

経済学科

経済学、経済学&経営戦略学、経済学&経営決定学、財務学&経済学

マネジメント学科

経営マネジメント学、人材マネジメント学、国際経営学、行動商業学、マネジメント研究、サステナビリティ学、マネジメント学実践

マーケティング学科

マーケティング学、マーケティング科学、マーケティングコミュニケーション学

教育学部

早期幼児&初等教育学、初等教育学、初等&中等教育学、初等&中等インクルーシブ教育学、初等&中等保健体育学、中等保健体育学、中等教育学

工学部

化学工学科

化学工学

土木工学科

土木工学、環境工学、鉱山工学、再生エネルギー工学

電気コンピューターシステム工学科

電気コンピューターシステム工学、ロボット工学&メカトロニクス工学

マテリアル理工学科

マテリアル工学

機械航空宇宙工学科

機械工学、航空宇宙工学

工学科(マレーシアキャンパス)

土木工学、化学工学、電気コンピューターシステム工学、ロボット工学&メカトロニクス工学、ソフトウェア工学

その他

生体医工学

情報技術学部

情報技術コース

経営情報システム学、コンピュータネットワークセキュリティ学、コンピュータサイエンス、サイバーセキュリティ学、データサイエンス、ゲームデザイン、ゲーム開発学、インタラクティブメディア学、経営向けIT学、モバイルアプリ開発学、ソフトウェア開発学、ソフトウェア工学、ウェブ開発学

コンピューターサイエンスコース

上級コンピューターサイエンス、データサイエンス、コンピュータサイエンス

法学部

法学

医学看護健康科学部

生体医科学部

解剖&発生生物学科: 発生生物学、生体医科学

生化学&分子生物学科: 生化学、分子生物学、生体医科学

微生物学科: 微生物学、生体医科学

薬理学科: 薬理学、生体医科学

生理学科: 生理学、生体医科学

中央臨床学部

アレルギー&臨床免疫学&呼吸器内科学科: 人間病理学、免疫学

麻酔&周術期医学科: 医療科学

臨床血液学科: 人間病理学

免疫病理学科: 人間病理学、免疫学

外科学科: 医学外科学

臨床科学部

医学科: 解剖学、生化学、遺伝学、免疫学、微生物学、病理学、薬理学、生理学、心理学、社会学、行動科学、医療科学

栄養学栄養医学食品学科: 栄養科学

産婦人科学科: 胎児&新生児発育学

精神科学科: 精神科学

外科学科: 医学外科学

医学部

医療科学

看護助産学部

看護学、看護学&助産学

一次&関連医療ケア学部

救急医療学科: 救急医療学

作業療法学科: 作業療法学

理学療法学科: 理学療法学

医用画像診断&放射線科学科: 放射線撮影&医用画像診断学、放射線科学、放射線科学(情報学)

心理学部

心理学、心理科学、心理科学&経営学

公衆衛生予防医学部

疫学予防医学科: 公衆衛生学

法医科学科: 法医科学

薬学製薬科学部

薬学、製薬科学

科学部

生物科学科

遺伝学、生態保全生物学、植物科学、動物学

化学科

化学

地球大気環境学科

大気科学、地球科学、地理科学、環境科学

数学科

数学、応用数学、金融保険数学、数理統計学、純粋数学

科学科(マレーシアキャンパス)

応用微生物学、バイオテクノロジー学、ゲノミクス&バイオインフォマティクス学、製薬化学、熱帯環境生物学、医療生物科学、食品科学技術学

上記以外にも、モナシュ大学では、2つの学位(Double degrees)を組み合わせたコースを選択することが可能です。

モナシュ大学ウェブサイトより抜粋した2020年12月現在の設置学部学科です。最新のものではない場合がございます。

設置学部学科の詳細については、モナシュ大学「Find a course」ページをご覧ください。

学士号課程以外の大学院課程、ファウンデーションコース等については、個別にお問い合わせください。

Alumni Message

モナシュ大学へ進学した先輩の留学体験談

Yukako Kawaguchi

モナシュ大学 教育学部 初等教育学専攻NIC 第19期生 / 富山県立高岡南高校出身

笑う門には福来る
実践第一の教育学部

オーストラリア第二の都市メルボルンから電車で約1時間、フランクストンにキャンパスをもつモナシュ大学教育学部。Kawaguchiさんが学ぶ初等教育学科では保育園から小学校6年生まで教える資格が取得できる。「とにかく実践重視。入学して最初の学期の初日から小学校の現場に行かされました(笑)。」
モナシュ大学では、1年目から毎学期20日間(約4週間)の実習が義務付けられている。「最初の学期は小学校でObservation、次の学期が幼稚園で実習。そして今学期は、小学校でレッスンプランを全部自分で考えて、一クラスを完全に受け持っています。」
「今学期は、レクチャーは週にたった9時間しかないんです。でもAssignment(課題)の量が半端ない。特にリーディングが多いのですが。。。」

1年目は、算数や英語、コンピュータ、芸術、音楽、体育など一通りの教科の教育法を学びながら実習を行ったという。「オーストラリアは多民族国家で、アフリカや中東などからの移民、そして英語を話せない子供達や、養子制度など、日本とは違って、さまざまな家庭環境、多文化環境から来ている子供達をどうやって育てるのか、ということに力を入れているんです。」
教育学に興味を持ったのは中学の時。職業体験で幼稚園に行った。 「高3になっても英語と教育どっちを勉強したいか決められなくて。。。」その時同じ学校にNIC入学を決めている友達がいた。「私もやりたいっ!って。どうせなら英語で教育を勉強しようということで、NIC受験を決めました。」
「高校はあまり好きではなかった。」というKawaguchiさん。ソフトテニス部に命をかけ、勉強では自称「普通の人」だったというが、NIC入学後は、勉強しながら、そば屋でアルバイトをし、さらに成績優秀者としてチューターにも選抜され、下のレベルの学生の、勉強のサポートもした。「HAスタートで、周りは優秀な人ばかり。でも『負けたくない!』って思いで、まずは自分のやれることからやろうと思いました。」結果としてアカデミック進級後も、一つだけB、それ以外はすべてAの成績をとった。

Yukako Kawaguchi
生活費は全部自分で

ファンデーション進学後も苦労は続いたが、最終的には平均85%以上の成績をキープ。Geography(地理学)では、96%の成績をとって学年1位だった。「Economics(経済学)の期末試験なんて、みただけで腰が抜けました。だってたった3時間のテストなのに、Multiple Choice(三者択一)の問題が30問、1ページのエッセイを書くショートアンサーが5つ、3ページのエッセイを書く問題が2つもあったんですよ!」

モナシュ大学進学後は、アルバイトもはじめた。日本食レストランで週20時間、時給10ドル(約800円)で働いている。親からの仕送りはほぼ使っていない。「今はマレーシア人の女の子、香港人の女の子と3人でシェアして、家賃は月約360ドル(約2万5千円)。」食費も週20~30ドルしかかからないので、残ったお金は全部旅行資金として貯金しているという。

「オーストラリアに来て、シドニー、パース、タスマニアなどいろいろなところに行きました。西海岸を車で縦断したりもしました。12月には友人の母国マレーシア、シンガポール、香港にいく予定なので、今がんばって貯金しています(笑)。」

Yukako Kawaguchi
笑う門には福来る

今年の正月は実家に帰った。でも何かしっくりこない。「ニュースも暗いニュースばかりで見ていて疲れました。空気もなんだか重くて。。。」

反対に家族がオーストラリアに遊びにきたとき、「念のためと頭痛薬を持って来ていた母親が、オーストラリアにいる間は一度も薬を飲まなかったんです(笑)。」

ちなみに母親の職業は薬剤師。まさにストレスフリーの環境だったのだろう。
「とにかく楽しむこと」が大切だというKawaguchiさん。「こっちのおじいちゃん、おばあちゃんはいつもニコニコしていてとっても輝いて見えます。別に海外旅行にいくとか、豪華なレストランに行くことではなく、家族でカフェやビーチにいくとかで喜びや幸せは得られるんだなーと感じました。」

いろいろなところに行って、いろいろな人と出会えば、必然的に自分とは違う価値観に出会えるし、そうすればいやでもそれを受け入れていかなければならない。
「違う価値観を受け入れる広い心、あとは『笑うこと』そういうことを自然と感じられる環境がここにはあるのかも知れません。」そう語るKawaguchiさんは、今日も悪戦苦闘しながら、そして楽しみながら、小学校でオーストラリア人の子供達に英語で教えている。

Yukako Kawaguchi