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保護者・高校教員・本学OBOGからのメッセージ

「絶望のどん底から、NASAへの夢へ。」

榎枝 由美さん / 榎枝 紘路(12期生)・竜載(14期生)兄弟の母
榎枝さんご家族

左:竜載さん、右:紘路さん

息子は高校時代、全寮制進学校で学び、成績もとても順調でした。しかし、その学校は誰もが国内の一流大学をめざし、それ以外に人生選択肢はないかのような空気が蔓延していました。息子はそのことに違和感を抱いたのです。

そんなある日、進学を資料を見ているとき、留学案内を読み、そこに可能性を見出そうとしていました。

学校の先生に、息子は、留学を志望しているということを相談しました。すると先生は、人生の落伍者であるかのように言って、その夢を切り捨てたのでした。息子は大変なショックを受けました。学校では、ただ一人、担任の先生が息子を理解してくれましたが、クラスメイトたちは競争相手がいなくなったとしか考えてなかったのです。息子にとっては、こんな学校に入学させた親も同類だと思えたのでしょう。不信を募らせ、私たち親子は絶望のどん底に落ち込んだのでした。

そうした中、幸いなことに活路が一つだけありました。兄がNICで学んでおり、生き生きと学ぶ姿に、弟もNICへの入学を希望したのです。そうして、常任理事の廣田さんに、お会いしました。
廣田さんは子どもの立場に立ち、語りかけてくださいました。「心が優しいと伸びるんですよ」と。

NICへの進路変更したことによって、ようやく再起の道が開け、親子の不信も解けていきました。

今、息子はNASAで仕事をすることを夢見ています。宇宙工学を勉強し、と同時に、地球環境についても関心を持って勉強をしています。

私は、息子のそんな話を聞きながら、
「環境を守るためには、工学と一体にして考えないといけないね」
と話し、一緒に夢を育てていける喜びを感じています。

こんな会話を親子でできるようになるとは、息子の高校時代からは、とうてい想像もできません。NICが大きな力をくれたのです。

Profile:

弟の竜載さんは進学校で成績優秀でしたが、受験勉強に疑問を感じていました。お兄さんが学ぶNICにあこがれて自分も入学。2学期から一般教養課程に進み、2002年6月、カリフォルニア州立フットヒルカレッジに進学しました。