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「とにかく前向きに。意欲とバイタリティー、それを学んだ留学です。」
日本電気株式会社(NEC) 中野 朝仁 さん

アメリカの大学では、遊びたい人には、おもいきり遊ばせてくれる環境が、勉強したい人には、とことん勉強させてくれる環境があるんです。もちろん選択は本人の自由なんですが、その自由には常に責任が伴うんです。
ですから、最初から目的を持ってかからないと、あっと言う間に、できる人とできない人の差がついてしまうんですよ。いい意味でもわるい意味でも、能力に応じて階段を上がっていくようなシステムなんですね。でも、人によって目指すゴールは違うので、個々の能力の差を越えて分けへだてなく、個性を重視して教えてくれるのは素晴らしいことだと思います。
卒業までの道のりは楽ではありません。一歩一歩階段を上るような積み重ねの連続でしたが、いつも自分の未来像をイメージして、自分に言い聞かせるようにして毎日をクリアーしてきました。おかげで以前とは違って前向きになることができたんです。
私は、留学して客観的に日本を見れるようになって初めて、日本のすごさに気付いたんです。特にエレクトロニクスやハードウェアの分野はすごい。まさに技術で成り立っている国なんだなと実感しましたね。その後も大学で勉強すればするほど、日本企業のかたが書いた多くの論文がアメリカの有名な学会誌で評価されていることを知って、ますます驚きました。そんな理由で日本の会社でハードウェアをやりたいという希望をもって、就職活動に臨みました。当時の留学向けのパンフレットに、『欲しいのは海外大卒のプロフィールではなく、留学経験者の意欲とバイタリティーだ』という主旨のコピーがあって、「まさに自分のことだ」と思いました。
海外留学経験者は外資系企業に、というケースはもう古いですね。留学で身につくものは、個人差はあるでしょうが、実に多いものです。もっと多角的に見て欲しいと思います。
- Profile:
1998年 / ネバダ州立大学リノ校理学部化学科卒業。その後、トーマス・ベル博士の研究室で1年間超分子化学を学ぶ。1999年 / 日本電気株式会社入社。NECエレクトロンデバイス・カラーPDP事業部でプラズマディスプレイのカラーフィルターの開発などに携わる。
ハードな道を越えてきた前向きな姿勢が即戦力に。
私たちの部署では理科系の素養の他、物事の本質を追求していく意欲的な姿勢が必須です。現在、約200名の事業部内に留学経験者は、初の採用になった中野さん1人ですが、彼の場合、事業を前向きに捉える姿勢からくる主張がはっきりしていて、プレゼンテーションもうまく、ユーモアがありますね。同時期に採用した中でも、早く戦力になっていると思います。
日本電気株式会社
碓井正之さん(上司)
1979年入社以来、エレクトロニックディスプレイ、液晶表示装置、蛍光表示管、プラズマディスプレイの開発に従事。現在、カラーPDPのプロセス技術を担当。
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