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保護者・高校教員・本学OBOGからのメッセージ

「海外に出ることで、日本の良さがもっとわかります。
世界の舞台でハーモニーを奏でられる人になってほしい。」

共立女子高等学校 進路指導部主任 栗田 博 先生
共立女子高等学校 進路指導部主任 栗田博先生

当校でも国際教育に力を入れており、過去40年間海外での短期研修を行ってきています。
現在では、カナダ、ニュージーランドでの語学研修を行っており、希望者多数のため、選抜をせざるを得ない状況です。

当校は、国内の国公立大学、上位私立大学への進学者が主ですが、帰国子女生の増加により、高校卒業後に海外の大学で教育を受けることに理解を示す保護者も多くなってきているようです。実際に高校1年次にアンケートをとると、全生徒の4分の1(100名ほど)が海外の教育に興味を抱いています。
しかしながら、3年生になるまでに、そのほとんどがその夢をあきらめているという現実もハッキリしてきました。理由はいくつか挙げられますが、先生の側でも、あまり情報がないことや、生徒や保護者の側でも語学力や費用面、治安などについての不安があることがわかりました。

私も、実際に多くの生徒からの相談を受けるようになり、自分自身もきちんとした情報をもつ必要性を感じ、04年の夏に、旅行会社のツアーで、アメリカの大学を見学して参りました。そこで実際に大学の担当者と話す機会もあり、費用面や治安についての不安も払拭されました。特に費用については、日本の大学とほとんど変わりなく、さらに2年制大学からの編入などでは、日本の大学よりも安く済むケースもあり、驚いてしまいました。もちろん国内の大学に自宅通学するということであれば、それが一番経済的ですが、自宅を離れて大学に行くということであれば、必ずしも国内の大学が安いというわけではありません。語学力に関しても、NICのような教育機関で学べばしっかり身につけることができるのですから、もし自分の興味・関心のある分野が、海外で学ぶことでより深く学ぶことができるのであれば、それはその道に進みたいという強い意志を、親御さんや先生に、ぜひ熱く伝えて欲しいと思います。

私は吹奏楽部の顧問も担当しており、生徒に伝えている言葉があります。それは、“1人の時は音作り、2人の時は音合わせ、3人寄ればハーモニー“です。1人のときは、自分自身に責任をもち、しっかりと音作りすなわち実力をつけること、そして二人になったときは、互いに相手と合わせる気持ちを持つこと、そして3人以上になると、それぞれが責任を持って自分の役割をはたすことで一つのハーモニーが初めて奏でられるということです。これは吹奏楽に限ったことではありません。実社会でも同じです。つまり、まず自分自身が実力をつけること、そして自分にないものを持っている相手を受け入れ、互いに認め合うこと、それができれば、たくさんの人数で一つの大きなことが成し遂げられると思っています。海外の大学で学んだ私の生徒も、皆「海外で学ぶことで日本の良さをもっと知ることができた。」といいます。これから海外の大学を目指す生徒の皆さんも、ぜひ今から、自分の実力を磨き、そして海外で日本人としてのアイデンティティをもち、世界の人々と国際理解のハーモニーを奏でて欲しいと思います。