先輩からのメッセージ

人に何と言われても「自分は自分」

PROFILE

宮本(旧姓:田邊) 由紀子さん

NIC 第14期生 山口県立山口高校出身
Sumitomo Life Insurance Agency America Inc.(SLIA) ロサンジェルス支社勤務
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校経営学部財政学科卒業
California State University Northridge BS in Business Administration, Finance Concentration

高校でも屈指のワル

宮本さんは、現在、住友生命米国現地法人SLIAで福利厚生コンサルタントとして法人営業をしている。ちょうどインタビューの日は午後から大きな契約のためのプレゼンテーションが予定されていた。「今日の契約が上手くいけば、今年のボーナスも期待できます(笑)。」

現在は、SLIAロス支社で活躍している宮本さんも、高校時代は、学年を代表する劣等生だったという。「勉強はそこそこでしたが、400人の中の、数名のワル。その仲間で停学にならなかったのは私だけって感じでした。(笑)」

山口県内でも屈指の進学校。当然家族の期待も大きく、国内の有名大学への進学が当然のこととされていた。しかし、

「夏休みに友達と海に行ったんですが、そこでいろいろ考えて。。。自分が本当に有名大学に行きたいのか。(行けないと思ったのかもしれませんが)アメリカに行けば、海外の大学だったら、日本人は大学名を知らないのだから、関係ないのではないか、って思ったんです。」

「今考えれば、単に受験から逃げたかっただけなのかも知れませんが、高校にある進学情報誌の一番最後のページにNICが掲載されていて、それを見て、広島であった説明会に母と一緒に参加しました。」

説明会に出た後も母親は反対し、「とりあえずセンター試験は受験しなさい」。しかし一度決めたことを曲げない性格で、センター試験も受験することなくNICを受験、合格した。

NICでの生活は、何もかも新しいことばかりだった。
「今までに出会ったことがない人たちで、バックグラウンドも色々。社会人の人もいたし、国籍が違う人もいました。思春期で『がんばるのはカッコ悪い。』と思っていたのですが、NIC生が皆頑張っているのをみて、最初は「何でこんなに頑張っているんだろう?」って思って(笑)。」
大きな刺激を受け、少しずつ友達も増えていった。

田舎から上京してきて、羽目をはずすことも多かった。「成績不良で母親宛に学校から手紙が送られたこともあります。NICでも劣等生だったんです(笑)。」

NICを修了し、次に進学したのはカリフォルニア州立ディアブロバレーカレッジ。そこでは4段階で3.8の成績をとって、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校経営学部に3年次編入した。

在学中に、現在のSLIAでインターンシップを半年行い、そしてそのまま正社員として継続採用。
「ちょうど就職難の時期で、インターンもなかなか見つからなくて、留学生だということを隠して探していました。Citibankも内定をもらったのですが、最後に留学生だということがバレて、内定も取り消しになって。。。」