僕は日本で生まれた在日コリアン３世です。今、僕はコリアンとして堂々と胸を張って異国の地、日本で生きています。なぜここで生まれたのかと言うと、祖父母が戦争の時代に日本に渡り、そしてここ日本で暮らすようになったからです。ですから僕の両親も日本で生まれ育ちました。同じく僕も日本で生まれ、その文化に触れてきました。NICに入学する以前、大阪にある民族教育の学校で12年もの間、朝鮮の言語、文化、そして歴史を学び、同じ境遇に置かれたたくさんの友人と出会いました。
今、日本と朝鮮はとても芳しい関係とは言えません。この状況下で、朝鮮学校は幾度か蔑まれたこともありました。その事実もあって、僕はNICに入学する前は「友達はできるだろうか」「差別されるのだろうか」等の不安がありました。
しかし、実際NICに来てみると、NIC生と先生方は皆フレンドリーで、何かわからない事などがあれば助け合う精神まであり、入学前の不安は一蹴されました。むしろ僕が何かの偏見を持っていたような気がしました。国籍は違っていても僕はここで何一つと隔たりを感じずいつもの学校生活を本当に楽しんでいます。NICで、海外の大学に行くための英語能力,何事も挑戦する精神だけでなく、在日コリアンとしての誇りとたくさんの友達を得ることができました。
これから海外の大学に行って歴史と政治を中立の目線で学びたいと思っています。
NICで学んだ事、アイデンティティーを強く持つことを忘れず、自分の未来のために努力を惜しみません。
いつか、僕が在日社会と日本の架け橋に貢献出来ることを信じて頑張ります。
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