第27期生メッセージ集【大阪校編】

Everything I am searching for is within me.

海外の大学で勉強したい。初めてそう思ったのは、私が小学生のころだった。洋画に夢中になり、海外の文化、習慣、人に興味津々で憧れていた。せまい日本から出て、海外に住みたい、と思うようになった。けれど、留学なんて夢のまた夢のような話だ。中学生になり、部活のバレーボールに夢中になった私は、勉強からにげた。部活を引退するころには、勉強をしようという気さえ起きなくなっていた。そもそも何のために高校に行くのか分からなかった私は、志望校を制服の可愛さだけで決めた。それでも、その高校で、心から信頼できる大切な友達と素敵な先生に出会うことができた。

しかし、親に高い学費を払ってもらっておきながら、授業中遊んでばかりいたことだけは心残りだった。高校二年生のとき、英検三級を取れなくてとても悔しい思いをした。自分の無知が嫌になった。英語を勉強したい、と初めて思った。このまま日本の大学に進学しても成長できないと感じた。留学に関する資料を集められるだけ集めた。NICのパンフレットに「やる気があれば入学できる」と書いてあった。目が輝いた(笑)。お母さんとオープンキャンパスに行った。綺麗で大きな大学とはまったく違う小さなビルの二階。正直、「やっぱりやめようかな」とも思った。(笑)中に入ってみると、海外大学の写真やクマさんのぬいぐるみがたくさん飾られていてすごく可愛らしい学校だなと思った。学校の説明を聞いて自分も、世界で活躍する先輩たちのようになりたいと思い受験を決意した。

NICに入学しハードすぎる毎日。周りの学生は英語を喋れているのにまったく話せない自分。授業の内容を理解できない。入学したばかりのころは、学校帰りに毎日一人で泣いていた。辛かった。「辞めたい」と何度もそう思った。一年後、本当に留学できるのか不安だった。しかし、みんなが夢に向かって頑張っているから自分も頑張らな、と思う。今も変わらず大変な毎日だけどとても充実していて最高に楽しい。あと半年間、今まで以上に頑張りたい。海外に一人で行くのは不安もあるけれど、楽しみで仕方がない。こんな自分でも頑張ればできるということを証明したい。

NICとの出会いは私の人生の生き方、考え方を大きく変えてくれた。本当に人と人との繋がりの大切さ、素晴らしさを感じ、もっとたくさんの人たちと出会いたいと思うようになった。

いつも私をサポートしてくれている家族、親戚、友達、先生方へ。わたしの人生を豊かにしてくれ、いつもすてきな人でいてくれてありがとう。

PROFILE

Arisa Nishida
大阪商業大学高校