「ありがとう」。それが私が今までに出会い、そしてこれから出会うであろうすべての方々へ一番に伝えたい言葉です。私が今、この場所に存在するまでの過程において、一体どれだけの人々と出会ってきたのか、その数は計り知れません。ある人はどんな時でも私を支え、愛し、またある人は私を深く傷つけました。異なった側面から物事を見る方法を教えてくれた人に感銘を受け、自身と全く違う価値観を持つ人との出会いに興奮し、或いはある人への尊敬の念が私自身を動かしたこともありました。こうした出会いを繰り返し、自他の狭間で葛藤してきた結果として今の私がいます。それは偶然のようで必然のような、摩訶不思議な巡り合わせの産物だと私は考えています。だからこそ私は、私と関わってきたすべての人に感謝したい、そう強く思うのです。
NICでの生活は、正直大学受験勉強より苦しいと思いました。故郷沖縄から一人旅立ち、見知らぬ地での新たな生活に加え、タイムマネジメントが上手くできず、課題に追われ眠れない日が続くことが多々ありました。しかし苦しい時を共有し支え合った志の高い友人達、そして切に生徒と向き合って下さる諸先生方との出会いのおかげで、徐々に物事に対処するコツを身につけ、要領を掴めるまでに成長できたことに感謝しています。
海外に跳び立つこと－－。それは内なる共同体を飛び出し、未知なる外の世界へ飛び込んでいくことを意味しています。自身の夢に向けて今の狭い視野を広げ、多角的な側面から物事を見る能力を培う為にも、内から外へ一歩踏み出し、様々な人々との出会いの中で切磋琢磨し合いながら成長し、私と関わったすべての人に対する感謝の気持ちを忘れずに日々精進していくことを誓います。
最後に、お父さん、お母さん、いつか私があなた方に恩を返せるくらい立派に成長できるまで、元気でいてください。いつも私を支え、私の夢を応援してくれて、本当にありがとう。誰よりも二人を尊敬し、愛し、そして感謝しています。
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