1に野球、2に野球、3、4が無くて、5に野球な人間でした!小学校4年生から野球を始めて、中学校で副主将、小学校、高校でキャプテンを務め、文武不岐(野球も勉強も繋がっているので、相乗効果があるという意味)を目指しながら学生時代を過ごしました。特に高校野球では、グラウンドの中だけではなく学校生活から厳しく指導して頂き、上手くいった経験も、いかなかった経験も、たくさん味わうことができました。しかし、最後の夏にレギュラー争いに敗れ、ベンチスタートになってしまったことがものすごくショックで、プレイヤーではなく、トレーナーとしてスポーツに関わりたいという今の思いに繋がっていると思います。また、野球に全てを賭けていたため、他にやりたいこと、興味のあることがあっても行動出来ずにいました。それに慣れていたせいか、興味があっても行動を起こすタイプでは無かったです。
純ジャパだからこそ感じる
NICでの学びの大きな違い
高校野球で得た強さを糧に海外へ挑戦
NIC入学前はどんな学生でしたか?
NICに進学したきっかけ、理由を教えてください。
中学生の頃から英語や海外に対して何故か憧れがあり、元々は大学受験をして、大学生のうちに留学が出来ればいいなと考えていました。しかし、実際はNICに入るまでパスポートも持っておらず、勉強は大学受験用の英語しかして来ず、野球に明け暮れたため英検等の資格も受けていなくて自信がなかったこともあり、どこかで「一回留学に行ってみて、ちょっとでも英語が使えればいいかな」と、ある程度のレベルでいいと考えていました。しかし、進路相談を両親とした際、父に「今からはマルチな人間になりなさい。英語だけ出来てもだめ。英語+α何かが出来ないと。」と言われました。その瞬間、たまたまインスタグラムの広告で存在だけ知っていたNICのことを思い出し、家族に相談しました。海外に正規留学することで、英語力+専門知識が得られる利点と、「高校野球を乗り越えたから苦しくてもなんとか出来るだろう!」という根拠のない自信が相まって、NICへの進学を決めました。
ハードbut楽しい学びで自信と行動力を磨く
今、NICでどんな風に学んでいますか?
特に楽しい授業内容、やりがいなどあれば教えてください。
ホームページなどにもあるようにハードbut楽しいの生活をしながら英語を学んでいると思います。毎日課題が多く、朝から夜まで勉強している時がほとんどですが、クラスメイトと教えあったり協力したりしながらテストを乗り越えて、毎日自分が成長しているのを実感しています。先生も優しく、授業中に間違えても大丈夫な雰囲気で授業を進めてくれるので、自主的に参加しやすい環境です。高校までの授業の受け方とは全然違いますが、私はNICの参加型授業の方が勉強している感覚があり楽しいです。NICでの授業、学校の雰囲気はまさに「ハード but 楽しい」でしか表せません。私が1番強く感じる良い点は、NICではテスト等で点数は出ますが順位が出ない為、クラス皆で助け合う空気があるところです。1学期が始まって1、2週間経った頃、授業で大学の講義形式の動画を見てノートを取りました。ノートを取るとは言っても、ネイティブスピードの英語を全く聞き取れない私は、皆のペンが走る音に怯えていました。加えてテストも後日あるということもあって、顔面蒼白だったと思います。しかし、授業が終わった瞬間、皆が集まってきて、「確認しよう…!」とそれぞれのノートをシェアして聞き取れなかった部分を2、3時間かけて埋め合わせた時、NICの良さを感じました。また、同じ読み物を読んでも、一人一人意見は全く違います。自分の意見をしっかり持って相手に伝えるには、内容をより深く理解することが大切なので、考えながら読む癖が付きました。加えて、そんな忙しい生活の中でも、自分でさらに英語を勉強している人もクラスにいて、自分も負けてられないとモチベーションを貰えています。そういった仲間と英語の勉強法や時間管理、タスクの分け方等も学び合えており、必ず留学生活に活かせると実感しています。
どのようなキャンパスライフを過ごしていますか?
サークル活動や、アウティング、学生会などのイベントなどあれば教えてください。
私は学生会のメンバーも務めさせて頂き、ハードbut 楽しいをより強く体験出来ています。ある程度やることが決められている高校等での行事と違い、NICのイベントは学生会を中心に学生自身が企画の段階から作り上げて行きます。皆で意見を出し合い、イメージを共有し、実際にそれを形にし、当日円滑に運営をする為に前準備をする。この作業は留学先やその後の進路で、自分がプロジェクトを立ち上げ、リーダーとしてチームに携わる上で必ず必要となる経験だと思います。クリエイティブでユニークな仲間たちと、忙しい中でも時間を作って自分達の企画を成し遂げる経験は、ものすごく自信を与えてくれました。
NIC入学後、あなたはどんな風に変わりましたか?
高校生までの私は、何かやりたいことがあっても部活や躊躇いを理由に行動に起こさないことが多い人間でした。自分から他人に質問をしたり、困っている友人を最後まで親身に助けてあげたりなど、自分から新しい繋がりを作りに行くことは少なかったと思います。そのためにチャンスを逃した事も多くあったと思います。NICに入って、勉強への向き合い方や英語力、時間管理能力が上がったのは間違いありませんし、多くのNIC生が実感していると思います。しかし、私が勉強やセミナー等を通してより強く感じたのは、他人との関わりや、助け合うことの大切さです。NIC生は、自分の興味に対して貪欲で、かつ行動力があります。チャンスだ!と思えば自分がいくら忙しかろうと時間を作って人に話しかけ、その後連絡先さえも貰います。質問の仕方も、自分が分かるまでしつこいぐらいに聞きます。友達が困っていたら、その人以上に親身になって話を聞き、アドバイスをくれたり、行動を起こしてくれたりします。"ガッツのある人"とは、単に元気ややる気があり、行動が早い人ではなく、目標達成の為に貪欲に、そして謙虚に、行動し続けられる人なのだと気付きました。その姿勢に刺激を受け、現在は"まずやってみる"ことと、何事からも+αを得るということをテーマに行動することが出来るようになりました。
野球で培った力を活かしMLBトレーナーを目指す
将来の夢や目標を教えてください。
私は野球が大好きです。高校野球で嫌いになるぐらい練習し、辛いことしか記憶がないほど追い込んだのに、それでも野球中継があれば見入ってしまいます。野球のおかげで今の自分の性格や考え方があり、純ジャパにも関わらず海外留学を目指すような自信を付け、NICの様々な刺激や苦しさも楽しめるキャパシティーを手に入れることが出来ました。野球が僕を育ててくれたように、スポーツにはものすごい力があります。国際大会の様に、言葉が通じなくても、初めて会った人とでも、多くの人を1つにし、感動させられる力があります。そんなスポーツに恩返しをする為に、将来はMLBチームに帯同するスポーツトレーナーになって、選手と一緒に喜びも悲しみも味わいたいです。目標は、チームが優勝した時に選手から「かなたのおかげで、1年間全力でプレーできた。ありがとう。」と言ってもらうことです!
今回のインタビュー集を読んでいる読者の方。例えば、NIC進学、海外大学進学を希望している中学生・高校生・社会人に、メッセージをお願いします。
私は生粋の"純ジャパ"です。海外旅行をしたことも無ければ、身近にネイティブの知り合い等がいた訳でもありません。英会話教室等に通っていた訳でも無く、高校時代はただ大学受験の為に英語を勉強していました。英語を話すなんてもってのほか、外国人に英語で話しかけられたらタジタジしていました。しかし、夏のNICの2週間体験授業で、留学に必要な英語力の差を体感し、入学までに自分で計画を立てて毎日リーディング、リスニング、単語、文法を中心に出来ることをやり続けました。高校では進学目標のクラスにいた為、大学受験をするクラスメイトと同じ時間勉強するようにしました。そのおかげか、1学期で1番上のクラスに入ることができ、より一層レベルが高く、ユニークな仲間と勉強出来ています。もし、海外との関わりや自分の英語力に自信が無く、受験をためらっている人がいるなら、ぜひその自信を付けるためにあえて一歩を踏み出して欲しいです。その海外経験の差を埋める場所がNICであり、"純ジャパだからこそ"NICで学べること、感じ取れることは多いはずです。人間はどうしても他人と比べてしまう生き物です。大切なのは、人と比べる事で劣等感を感じることではなく、比べる事で自分の強さと弱さを正確に理解し、頑張る方向性とモチベーションを貰い、自分の出来ることを"頑張り切る"ことです。その先には、きっとあなたにしか語れない物語が生まれるはずです。
上記の質問以外にこれだけは伝えたいというエピソードや体験があれば教えてください。
ただの要望ですが、もし私の話を使って頂けるのなら、上述の話はきっと海外経験の乏しさで受験を躊躇っている人には響くと思います! 僕も1年前はその立場だったので。笑