NIC入学前は、物事をあまりロジカルに考える思考がなく、人前で話すことはあまり得意ではない方でした。プレゼンテーションなどはカナダの留学先で経験をしたことがあるのである程度できる自信があったのですが、日本の学校では人の前に立って自分の意見を言うなど考えれないことでした。自分が意見を言ったら周りの人がどう思っているのだろうと周りを気にしてしまう一面もありました。そして、答えに自信がない発言をいつも控えてました。
違和感から未来へ
世界とつながる新しい選択を
仲間と意見を交わし合い成長できる授業の魅力
NIC入学前はどんな学生でしたか?
NICに進学したきっかけ、理由を教えてください。
NICに入学したきっかけは、カナダの高校に留学し、それを機に海外進学を考えるようになりました。そこで色んな国の人とコミュニケーションをとり、友達を作りました。スペインやドイツ、イタリア、フランス、などなどヨーロッパから留学に来ていた人たちや、ブラジルやトルコ、チリなど世界中からきている人たちと接してきました。そこで得た知識や経験を経て自分の考えが変わり日本に帰ってくると何かが違うと思い始めました。日本の大学もいいと思いましたが、自分がより未来に翔ける選択肢は海外の大学を卒業する方が広がると思ったので学校を変えることを決めました。
今、NICでどんな風に学んでいますか?
特に楽しい授業内容、やりがいなどあれば教えてください。
NICでは必ずグループディスカッションがあり、そこで自分の意見を率先して発言するようにしています。みんなの前で発言する前にグループディスカッションをすることで自分の意見を固めることができます。グループの人たちの意見を聞くことで考えてもなかったことに気づき、いい視点や知識も身につけることができます。クラスメイトの人たちの考えや意見を聞くことが授業の中の楽しみの一つでもあります。グループディスカッションの後は手を挙げ、自分の意見を積極的に言うようにしています。周りにどう思われようと自分の意見をしっかり持つことで例え間違っていたとしても間違えたほうが逆にそこから学べばいいじゃないと思います。自分の意見に頷いてくれるネイティブの先生やクラスメイトをみることがやりがいに繋がっていると思っています。授業の中で単語を覚えるためにゲームをたまにするのですが、そのおかげで単語を簡単に覚えられることに気づきました。
自信を持って意見を伝えられる自分に
どのようなキャンパスライフを過ごしていますか?
サークル活動や、アウティング、学生会などのイベントなどあれば教えてください。
NICの大阪校は特に人数が少ないので男女関係なくほとんどの人と仲良くなれます。アウティングでは東京校と大阪校が合同で交流会をするため、今まで以上にみんなとの仲が深まるイベントの一部です。部活動としては、茶道部に入っています。茶道部はNICが誇りとしている部活動です。一学期間で3回ほどお稽古があり、廣田校長が来てくださいます。毎回お茶と一緒に茶菓子を頂くのですが、その茶菓子がびっくりするほどに美味しいです。みんなで楽しめるので茶道部おすすめです。1年の最後の方には京都に茶道部として行くトリップがあるのでいいこと沢山です。海外に行くのであれば日本の文化を知っているということはマストなので、茶道部に入ることで日本の深い文化を知ることができました。日本は気を大切にする、つまり気配で人を感じることが大切となります。茶道部を通して、日本特有の「和」を感じることや、礼儀の大切さを学びました。また、言葉がなくても相手の気持ちを理解できる無言の空間の魅力にも気づくことができました。
NIC入学後、あなたはどんな風に変わりましたか?
NICでは英語で英語を学ぶシステムで私にとっては最高の授業ができる場所だと思っています。リーディングでは専門的でマニアックな内容を読み、テストをするため、専門的な単語を覚える必要があります。授業やリーディングで出てきた難しい単語は、ネットフリックスの映画やドラマの会話にもよく登場し、気づけば理解できるようになっていることに感動しています。また、TOEFLや他のリーディングの問題集でも習った単語が出てくることがあり、その意味を覚えていると理解が簡単にできるようになっているので、とても嬉しく感じ、自分が成長していることを実感できるようになりました。先ほど書いたように私は元々ロジカルに考えることができず、人の前でも話すことが恥ずかしく自分の意見も言えずにいました。ですが、NICで学んだことは、間違っていてもそれを恐れずに前向きに自分の考えを尊重してみんなに共有することです。答えが間違っていたとしたら今までは言わずに周りの人に任せていましたが、NICでは積極的に言おうと頑張っています。答えが間違っていたとしても周りを気にすることがなくなりました。今の私のモットーは「頑張るスピリット」です。また将来ビジネスに活かせるクリティカルシンキングスキルをつけることができたと思っております。グループディスカッションの際などにクリティカルに考えることでより深い理解ができると思います。授業では、ディベートやインプロンプトスピーチ、プレゼンテーションなどとみんなの前で喋る機会を設けていただきます。海外の人たちは小学生からやっていることを日本にいる間に慣れておくことで海外の大学生活がよりスムーズになると思います。
挑戦が夢を育み、進学が未来を切り拓いていく
将来の夢や目標を教えてください。
将来の目標は、とりあえず2年制のOrange Coast Collegeを無事卒業し、UC系の大学に編入することです。メジャーは Business Administration です。海外の大学を卒業した後は、まず小さい頃からの夢であるフライトアテンダントになる夢を叶えます。その後は国際秘書になりたいなと思っていたのですが、今は、海外での4年間の経験や習ったことを活かすために自営業をしたいと思っています。何をするかはまだ明確ではないのですが、NICに来たことで私の人生はより輝き始めていると思っています。そして自分が輝ける選択肢は広がったと思います。
今回のインタビュー集を読んでいる読者の方。例えば、NIC進学、海外大学進学を希望している中学生・高校生・社会人に、メッセージをお願いします。
もし海外の大学に行きたいと思っているのであれば勇気を出して行ってみるべきだと私は強く思います。やはり、個人の感想ではありますが、第2言語を学ぶためには、現地に行って現地の人とコミュニケーションを取ることが、最も習得するスピードが早いと思います。もちろん日本の人たちの考えは素晴らしいと思いますが、海外の人たちもそれぞれ素晴らしい考えをお持ちなので、未来の視野を広げるためにはとてもいい機会になります。海外の人たちは周りにいる人たちに成功している人がいれば陥れようとはせず、お互いを高めるような人たちがいると聞いたので海外に行くことで考え方もいい方に変わり自分自身を成長させることができると思いました。
上記の質問以外にこれだけは伝えたいというエピソードや体験があれば教えてください。
私は、高校2年生の時にカナダに10ヶ月ほど留学に行ってきました。そこで気づいたことは何事も失敗を恐れずに何でも挑戦することが自分自身を成長させるのに良いということです。日本人は意見が間違っているのではないかと考え自分の意見を隠し、周りを気にする傾向がありますが、間違っても良いので自分を主張することが大切だと私は思います。間違ったことで学べることもありますし、失敗してこそやっと成長することができると思います。そして、そこから学べば人生が豊かになると思います。私は10年間オリンピック日本代表の監督をしている監督のクラブチームの下、アーティスティックスイミングを本気でやってきました。全国大会も何回か優勝してきました。ですが、2位を取ってしまった時は、2位からの景色が悔しくてたまりませんでした。でもその経験を活かし、死に物狂いで這い上がったことで翌年1位を取ることができました。私はこの経験が将来の強みになって行くと思っています。失敗しない人間などいないと考えています。人は失敗してこそ成長する生き物だと思います。最後に、辛いことやしんどいことがあったとしても常に笑顔でいることを意識してみてください。私は、何があっても笑顔を忘れずに生きています。笑顔でいると何でもうまく行くように感じるので本当におすすめです。