就職活動の体験談
留学なくして、今の私は、ない。
川島 彩子さん
カリフォルニア州立大学サンディエゴ校 国際紛争解決学科卒業 / 神奈川県立希望ヶ丘高校出身 / NIC第19期生
第一三共株式会社
Global Pharma Innovatorの実現
苦労したのは「+アルファ」
NIC時代は、終わらない宿題、学生会、二つのバイト、寝不足との戦い。しかしクラス全員がそのぎりぎりの状態でなんとかやっていたので、言 い訳もできない。やりきったことで自分に自信がつきました。そして実際に留学したとき、授業は多少厳しくても「なんとかする」力がついていました。苦労し たのは「+アルファ」です。留学生にとっても、課外活動は成長にも就職にも重要です。興味のある団体を探し、受け入れてもらうには、語学・文化の両面で努 力と気力が必要。私は模擬国連でチームに相手にされない、という悔しい経験もしましたが、その後勇気を出し応募した、アフリカの支援を行っている小さな NPO団体SCHAPのインターンシップでは、チームの一員として温かく迎え入れていただくことができました。
私の就職活動---自分なりの考えを述べるようにした
私の就職活動はキャリアフォーラムが中心でした。卒業を12月に控えた秋のボストンキャリアフォーラムで、漠然と興味のあったメーカーを中心 に、でもあまりこだわりすぎず応募しました。海外の学生は日本の学生に比べ、準備不足になってしまうところは確かにあります。しかし、テクニックなどは本 質ではありません。素直さや誠実さなど理念・信念を大切にし、自分なりの考えを述べるようにしました。12月に帰国し、ボストン選考を通過した2社の最終 面接を受け、内定を頂きました。
第一三共を選んだ 3つの理由
第一三共を選んだ理由には、大きく三つあります。まず社会貢献ができる企業であること。次に人が魅力的であること。そして、「私」、即ち若さ とアグレッシブさを持った“出る杭”を求めていたことです。第一三共は長い歴史を持つ日本の製薬会社2社の統合会社。会社は「新しい風」を求めています。 留学生採用の第一号として、道を切り開いていくのだという意識で、仕事に臨んでいます。
大切なのは、どこに行くかではなく、何をするか
留学をすれば、イコール成功かというと、それは間違いです。大切なのは、どこに行くかではなく、何をするか。もし留学して失敗すると考えるなら、日本の大学でも結果は同じ。逆もまた然りです。むしろ私の場合、留学があったからこそ、このようなすばらしい会社とのご縁に恵まれました。さらに言えば、1年目から海外と関係が深く、経営の中枢となるような部署に配属となるチャンスは、私の会社に限って言えば、留学生にしかない。仕事はまだまだ学んで いる段階ですが、英語ができる、というだけで重要な会議に同席させてもらえる。こんなお得なことはありません。留学なくして、今の私はない。そう断言できます。