就職活動の体験談
「卒業」したことそのものが、人間力の指標に。
畠中 悠輔さん
ネバダ州立大学リノ校 ジャーナリズム学部卒業 / 福岡県・福岡大学付属大濠高校出身 / NIC第15期生
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
TSUTAYA、Tカード等を通してライフスタイルを企画する企業
友人と苦学を共にできたNIC時代
NICでの思い出は素晴らしい友人に出会い苦楽を共に出来たこと、これに尽きます。 たった一年しかない東京での生活。巡り行く季節も、そこで出会えた仲間と一緒に過ごすその季節は一度きり。一日一日を凄く大事に生きていたように思います。こんなにはっきりと日々の輪郭がはっきりしている一年は他にありません。そんな素晴らしい日々を素晴らしい仲間と過ごす事が出来ました。
リノ校での思い出
渡航後は、赤茶けた大地、広く澄んだ青空、どこまでも続くフリーウェイ、キャンパスのベンチで論文の添削、プロフェッサーとの居残り授業、大統領選の取材、ラボでの徹夜作業、アメフトやバスケットの試合で、UNLVとのライバル戦で燃えあがる学生たち(笑)、授業の後にパブで呑むビール、200人規模のホームパーティー、自宅のピンポン台・ビリヤード台、カレッジアスリートたちとのハイテンションなノリ、イチロー観戦、一週間で2500マイル(約4000km)のロードトリップなどなど、思い出がたくさんあります。
私の就職活動
就職活動についてですが、入社の決め手はほとんどの部署がスーツを着なくても良かった点(笑)。周りの友人に「悠輔はサラリーマンは絶対無理」と散々言われていましたが、そんな自分でも「ここでなら働かせてもらえるかな」と思えました。とにかく働く人と社内の雰囲気が良く、ベンチャー気質で自由。色んな事業を手がけているため社内だけで様々な分野の勉強ができ、自分自身の市場価値を高めることが出来る企業だと感じたからです。
日本の大学生と同じようにエントリーし採用過程を進んだため、内定を頂いてから約一年後に勤務開始。内定時代には様々な課題、研修や懇親会があり、それはそれですごく楽しい日々を過ごしました。
留学中は日本での就職活動に関してアンテナを立てるのが難しいので、卒業がはっきりと見え出したぐらいから自分自身でしっかり就職への意識を高める必要があります。ただ、日本では大学3年生の後半から4年生にかけての1年強を就職活動に費やし、勉学は疎かになりがちですが、海外の大学では在学中みっちり勉強出来る点は素晴らしいです。
留学は仕事の選択肢が圧倒的に広がる
留学すると、世界中が仕事の場として捉えられるようになるので気持ちに余裕が出来るし、どこに行ってもとりあえず何とかなるだろう、と漠然とした安心感はあるため、仕事の選択肢は圧倒的に広がります。転職に関しても、日本の社会をある程度経験した後に世界へ飛び出す、という選択も十分可能なので、個人のポテンシャルを最大限に活かすには留学は本当に役立つと思います。さらには、海外の大学を卒業出来た、ということ自体が自分自身の人間力を計る上での一つの指標になるし、今後の人生においても大きな糧となることは間違いありません。