第27期生メッセージ集【大阪校編】

Dear. 私の大切な人

小ここに来るまで、私の人生はとても平和で楽だった。保育所、幼稚園、小学校、中学校と地元の小さな範囲で過ごし、少し地元から出た県内の公立高校も推薦で受かり、一番受験勉強真っ只中の高3の夏にはNICに行くことがすでに決まっていた。
人間関係も特に問題もなく、いたって良好でとても温和な環境で生きてきたんだと思う。だからNICでいろいろ覆された。毎日の授業が新しい情報で、今まで見たことも聞いたことも考えたこともない世界で。全ての時間が、今までの私の思考範囲を悠々と越してきて毎日が発見の連続で。英語にも当然のように悩んでるけど、今はそれを超えたもっと奥の深いところで毎日ぶつかって悩んで、それで生きてる気がする。

香川からバスでたった4時間のところに私の今までの価値観を変える場所があった。NICは私の人生のターニングポイントだと思う。小学校からずっと憧れ続けてきた世界に導いてくれて、それが今もう目の前に迫ってる。浅い勉強しかしてこなかった私に本当の勉強を教えてくれてる。今は知らないことを知らなかった自分より、知らないことを知れていることが素直に嬉しい。将来の夢はまだ見つけられてないけど、勉強したいと思う分野が広がった。だからもっと大学で知識をつけて、自分が本当にしたいことを見つけたい。

いつも一番に心配してくれる母、私を尊重してくれる寛大な父、地元どころか日本から出ようとしている私を反対もせずに応援してくれてる祖父母、そして癒しであり心の支えである二人の姉。私はこんなにも暖かな家族に囲まれてきて生きてきたんだと改めて感じる。感謝してもしきれない。ありがとう。悩んでるときのラインやシュークリームはとても効いたし、分からないところを丁寧に教えてくれるクラスメイトは本当に大切な人たち。帰るときにばいばーいって言ってくれるNIC生も。こんなに幅広くみんなと楽しく過ごせてる時間は初めてで毎日感動してる。いつも本当にありがとう。

NICに来てからもう一年が経とうとしている。その頃よりも私は強くなれたのかどうかは分からない。でも去年よりも確かに人生観も生き方も変わったし、なによりも比べることができないくらい知識がついたと思う。まだまだなのは分かってるし、私は人よりももっともっと努力が不可欠なのも分かってる。それでも知ることが少しでも楽しいと思えてる自分がいることが嬉しいし、これから先にアメリカが待ってるのが楽しみで仕方ない。流されすぎないように、自分を持って、最後まで、頑張る。

PROFILE

Misato Takaie
香川県立坂出高校