第27期生メッセージ集【東京校編】

悩めるみなさんへ

もう無理だと思う壁に当たっても絶対にあきらめないでください。

わたしは他のNIC生より1年多く在籍しています。去年の秋頃に休学届を出しました。1か月のヘッドスタートから秋までにクラスにいったのは1ヶ月とちょっとだったと思います。学校にいけなくなった理由ははっきりとわたし自身もわかりません。人間関係、新しい生活、英語を英語で勉強するなど色んなことが重なったんだと思います。

休学するまでの間、何回も学校に行こうとチャレンジしましたがいけませんでした。行こう行こうと焦るほど行けなくなり、一睡もできなくなった日もありました。
NICをやめようかと思いましたが、ここで夢を諦めたら空っぽの自分しか残らないのでとりあえず休学をしてもう1回やり直そうと思いました。

今、わたしはたまに休んでしまうことがありますが、NICライフを楽しんでいます。
去年は授業で発表することも先生に質問することもできなかったのも、いまではできるようになりました。ジャパスタにも去年一緒だった友達にも明るくなって変わったねと言われるようになりました。

わたしにはちょっと休むことが大切だったのかと思います。休学中に、色んなことをして色んな事を学びました。

辛くて嫌なこともありましたが、今の私がいるのはこの経験のおかげなのでよかったなと思います。

わたしは生まれた時からずっと動物に囲まれて過ごしてきて、動物が大好きです。
中学生の頃に「どうぶつたちへのレクイエム」という本に出会い、捨てられたイヌ、ネコの現状を知りました。それから動物愛護に興味をもち、将来は捨てられていく動物を救い、いつか殺処分ゼロの世界を作りたいと思いました。

留学後は日本に戻ってきて、捨てられた動物の新しい飼い主を探す里親カフェを開きたいと今は思っています。

最後に、学校に行けないときに母に言われた言葉を皆さんに伝えたいです。
「数ヶ月学校に行けなくても、それは何十年という長い人生の中のほんのちょっとだからいいんじゃない」
この言葉にわたしは救われました。いま、学校に行けなくて苦しんでる人がいるかと思います。でも、長い人生のほんの一部なので自分を責めたりしないでちょっとだけのんびり休んでみるのもいいかと思います。

PROFILE

Kaede Hirayama
北海道・とわの森三愛高校