第28期生メッセージ集【大阪校編】

母、父、友だち、そして将来の自分へ。

母へ
小学生の時は上履きを履いたまま平気で帰って来たり、わざわざランドセルを持って往復する意味が理解できないと、学校に置いてきたりしてました。休み時間からチャイムにも気付かず蝉を観察していた僕を皆に探させてしまうし、人の通知表をぐしゃぐしゃにしたり、夜中に友達と公園に作った秘密基地に泊まろうとしたりと、どうしようもなかったです。

中学生に入る前は、俺は友達ができないと騒ぎ、入ってしまえば友達と騒ぎ、ろくに勉強もせずにテストで恐ろしい点数を取っては遊んでの繰り返しで、お兄ちゃんに何をしても負けて、後は泣いてお母さんに助けをいつも求めました。中学二年生の夏からは、勉強を始めたと思えば、人に偉そうにして、馬鹿にし始めて、あなたには心配させました。高校受験直前に勉強をやめて、第一志望を落ちてしまい、塾の講師とお母さんから止められたにも関わらず、公立高校を落ちるのが嫌で滑り止めの私立高校に進学すると言って聞きませんでした。案の定そこでは、先生と喧嘩をしてやめてしまいました。それが一番心配をかけたと理解してます。

多大な迷惑を無限大の愛で返してくれたことには感謝しかありません。今、自分がいるのはあなたのおかげだと、心の底から思ってます。

父へ
読まなくてもいいです。せめて僕がアメリカに行ってから読んでください。正直なところ、お父さんのことはよくわかりません。お父さんの前では緊張します。素直にお父さんに憧れています。果たして、僕を子供と認識しているかも疑ってしまう時もあります。異常に賢いのは知ってます。母が大好きな事も知ってます。僕は理想が高いです。それでよく悩みます。一般的には理想の人格は頭の中にありますが、僕のは頭の中ではなく、あなたそのものです。ご迷惑をおかけします。

友達へ
ここ最近とてもいい友達がいる事に気づき始めた。実を言うと皆のおかげで有意義に時間が使えてる事には満足感と感謝しか感じてない。真剣にありがとう。

将来の自分へ
完全体を目指して頑張ってください。僕に胸を張ってこれまで何を思って何をしてきたか話してください。楽しみに待ってます。

PROFILE

Naggi Goishi
大阪府・NIC高校部1年生(大阪桐蔭高校より編入)
飛び級でカリフォルニア州立フットヒルカレッジ進学