第28期生メッセージ集【大阪校編】

My Mission ‒ Girls be ambitious

中学・高校生活は私にとって、地獄のような日々だった。私は集団行動が嫌いで、部活や行事もろくに参加せず幼馴染や特定の子とだけ遊び、バイトばかりしていた。思春期女子特有の、みんな一緒、というあの独特なルールに従うことができなかった。まさに「出る杭は打たれる」環境だった。

高校2年生の夏、なんとかして日本の大学へ進学することから逃れたかった私は必死になって海外留学の斡旋会社を回った。サークルや飲み会に溺れる学生生活など想像もしたくなかったからだ。そんなときにたまたま見つけたのがNICのホームページである。はじめはNICも数ある斡旋会社のひとつだと思っていた。

もともと趣味の映画やアートから、海外に強く興味を抱いていた私はすぐに資料請求をした。取り寄せたパンフレットを開いて、目が輝いた。「あなたは出る杭になる」と大きく書いてあった。私の居場所はここだと思った。

NICに入学して一つ言えることは、私は驚くほど泣き虫だったということだ。いままで何事にも本気で向き合ってこなかった私は、多すぎる課題のプレッシャーや、自分の出来なさに対する劣等感で何度も押しつぶされそうになった。1セメスターでみんなの前でワンワンと泣いた数は間違いなく私がNO.1 だと思う。しかし、わたしがそれでも毎日頑張れているのはNIC生のおかげである。むしろこんなにハードな学校生活が楽しくてしょうがないのだ。勉強が楽しい、というよりはみんなで一緒に頑張るということが私を前に突き動かしている。生まれて初めて味わう感覚だ。ここへきて本当の仲間に出会えた。

将来の夢はまだはっきりとは決まっていない。でも、私はすでに夢を手に入れるためのスタート地点に立っている。これから先、もっともっと辛いことはたくさん待っているだろう。けれどわたしは逃げ出さない。わたしには仲間が、友達が、家族がいる。大きな未来が待っている。

PROFILE

Nana Izumi
大阪府・大阪府立千里青雲高校出身
カリフォルニア州立シトラスカレッジ進学