It's A Piece of Cake!
来年の今頃、きっと私はもっと自分を好きになれているはずだ。
私は好奇心の塊で、気になることは調べなければ気が済まない性格だ。趣味は読書とダンスを踊ること。そして、海外に憧れるお洒落とお喋りが大好きな、きっとどこにでもいる普通の女の子だろう。少なくとも去年まではそうだった。海外にいつかは行きたいなと考えながらも具体的な方法なぞ知らず、大学受験に失敗して、一年間いわゆるフリーターのような生活を送っていた私に母が紹介してくれたのがNICだった。
ヘッドスタートプログラムから数えて8ヶ月、入学して7ヶ月、今までで一番早い一年が過ぎようとしている。毎日出される課題の量はとても多く、その内容も海外の時事問題や、TEDなどの専門的なプレゼンテーション、海外の有名な詩や文学作品などと多岐にわたり、周りの友人たちに比べたら知識は豊富なんじゃないかと思っていた私だが、毎日増える情報に頭がパンクしそうな日々を送っている。ただ、そういう日々が苦ではない。宿題のエッセイが終わらず泣きそうになりながら徹夜したり、毎日教科書とパソコンをぎゅうぎゅうに詰め込んだ重たいリュックを背負って登校したり、授業中思うように意見が言えない日もある。けれどその悩みはひとりだけのものではなく、NICの生徒全員が共有している。それに、入学する前に比べて確実に英語で話せるようになっているし、エッセイも文法間違いはまだ多々あれど書けるようになった。みんな確実に成長を実感している。
「本気の本気でやれ、本気のつもりじゃ駄目だ。」NICでよく言われるこの言葉は、失敗をした後や、うまくいかなかった後にズシンと心に残る。そして、いい意味で失敗を忘れさせてくれない、次の機会に活かせるように考えさせてくれる気がする。入学する前までは、失敗した後に「頑張ったのに、」などと言い訳めいた言葉をよく言っていたが、今その数は格段に減ってきている。
というのも、何事も自分の至らなさが招いた結果だということを、身を以て知っているからだ。
なにか困難なことにつまづいた時、いつも心に思う言葉がある。”It′s a piece of cake!”、この言葉は額面通り受け取ると、”ひとかけらのケーキ”だが、これには”そんなの楽勝だよ”というもう一つの意味もある。NICには、人を前向きにさせるような、そんな力があるような気がする。だから、もし今の自分が嫌いでも、NICでの生活は自分をより高めてくれ、自分のことが好きになるはずだ。（写真: 左）
何をすればいいかわからない人たちへ...
私はNICに来る前は目標がなかった。ただ放漫な時間を過ごしていた。朝起きてバイトでそれなりに働いて、夜になると自分の趣味に時間を費やす。このまま人生が普通に終わっていくのか、色味のない人生のまま死んでいくのか。１年前の私は変化をつけるきっかけが無かったし、その術を持ち合わせていなかった。しかしあるきっかけが私を変えた。
あれは２０１５年の暦が変わった頃、ちょうど冬将軍が猛威をふるっていた時に私の叔母（私の母はすでに亡くなっており、叔母が私を実の子のようにかわいがる）が一つのウェブサイトを教えてくれた。それがNICだった。叔母は私にもっと国際教養を身につけるべきと考え、私も英語は習得したいと常々思っていた。ただ無為に時間を過ごすよりかはいいと思い資料請求をしてみた。そこにはわずか１年で留学に必要なスキルを学び、海外の大学へ入学するというものだった。変化を求めている私にとって海外留学は魅力的であり、興味をそそる経験だと感じ、入学を決めた。
ヘッドスタートプログラム（NICに入学する前の準備段階）を受講した私は衝撃を受けた。授業中全ての会話が英語で他の受講生たちも英語で質問したり解答していたのだ。私は英語はからっきしで全く喋れず、皆についていくのに必死で気合いとジェスチャーで乗り切っていた。
しかし、回を重ねるに連れて先生方の会話も聞き取れ、要領もわかってきたので、自然と自信もついてきた。そして入学後も英語に対する意欲が溢れ、今は本気で英語と向き合い、それを使って自分の人生に色をつけようと考えている。
このように人生には思いがけない発見がある。それは自分の人生さえも変えてしまうようなことがある。私はNICに出会えてよかったと思う。なぜなら私に人生の道標を示してくれたからだ。皆さんもNICに入学すると、そのような発見があるかもしれない。（写真: 右）
NIC資料請求とスマートパンフ
