第28期生メッセージ集【大阪校編】

本当の自分自身

私はずっと自分が何を本当に学びたいのかわからなかった。

高3のとき、私はずっと日本の大学に興味が持てないでいた。高一の夏、二週間アイルランドに留学し、生まれて初めて海外の地に立って様々な人と関わり、元々興味があった海外にこれからもずっと関わっていきたいと思った。高3の夏、まだ進路を決められないまま、私はNICのサマープログラムに参加した。それは、今までで一番だと思うほど毎日課題に追われていたけれど、これまでにないぐらいとても充実していて、あっという間の二週間だった。それが終わる頃にはもう、私の進路は決まっていた。

周りが進路を考え出した頃からずっと、アルバイトやサークルの日々の大学生活に興味を持てなかった私にとって、ここはぴったりだと思った。

高校時代、私は決して真面目な生徒ではなかった。毎日授業中は睡魔と戦っていた。
そんな自分が嫌だった。でも同時に、なぜだろうと思っていた。小学生の頃は、毎日授業が楽しかった。答えがわかったらすぐに手を挙げ、積極的に発言していた。それがいつの間にか、無意識のうちになくなった。そして、授業に対する興味が薄れ、以前は楽しかった授業が‘‘義務’’になっていた。

そして、小学生時代の私の気持ちを蘇らせてくれたのが、NICのサマープログラムだ。
先生との距離が近い授業、積極的に発言しやすい環境、意見を言い合って切磋琢磨し合える友人、全てが私にぴったりだった。久しぶりに心から楽しいと思える授業に出会えて、私は自然と‘‘ここに入ろう’’と思っていた。

そして今、これまでに経験したことのない程充実した毎日を送っている。一日、一週間、一カ月が本当に早く感じる。それだけ密度の濃い生活を送ることができて、私は本当に幸せだ。これも全部、私に関わっている全ての人のおかげであり、なにより私のやりたいことをいつも尊重してくれている家族のおかげである。本当に、言葉では言い表せないほど感謝している。ありがとう。

今はもう、何をしたいかわからなかった自分はいない。自分自身のことがわからなかった私も、今はやりたいことを見つけることができた。

自分の選択に間違いはない。

だから今やりたいことをやる。

興味を持ったなら、まずやってみる。

やらないで後悔するより100倍、やって後悔した方がいい。

一回きりの人生、最高に楽しんでやろうじゃないか!

これからも自分の選択を信じて、自分なりに突き進んでみようと思う。

PROFILE

Keiko Nakatani
奈良県・奈良市立一条高校出身
イギリス国立ランカスター大学進学