第28期生メッセージ集【大阪校編】

家族へ

こんにちは。私はNICで勉強して留学を目指していますが、二年前までこんな自分の姿は考えられませんでした。なぜなら、私には「夢」がありませんでした。やりたい学問もなければ、行きたい大学もありませんでした。

中学二年の夏、母が病気にかかった影響で今まで住んでいた岐阜県を離れ、島根県の高校で寮生活をしました。泣いて嫌がるぐらい故郷を離れることに抵抗がありましたが、高校での３年間ですごく成長できました。しかし、自分の将来に対しては何一つプランがなく、不安だらけでした。そんな私が留学したいと思ったきっかけは私が高校2年の時、母にNICの見学を勧められたことでした。そしてその理由も「ちょうど島根から実家の岐阜に帰る途中に大阪を経由する」というのと、「全く興味を示さなかった英語に興味を持って欲しい」という母の考えからでした。しかし、その甘い考えも見学前と見学後では全く別のものになっていました。というのも「興味がない」ことを理由に目を背けてきた英語に対して、本気で考え始めた瞬間でした。

NICに入ってずいぶん経ちますが、普段の勉強以外で２つのことを学びました。「楽しむこと」と「前向きになること」です。NICは、たのしいです。それは、遊ぶ楽しさじゃなくて「ハード but 楽しい」方です。そして、一緒に頑張れる仲間のおかげです。自分の将来に対しても、留学を通して前向きに考えるようになりました。今になって過去のことを「もし～だったら、」とか、「もし～であれば」って言うのは良くないですが、「もし母が勧めてくれなかったら」とか「もし島根に行ってなければ」と考えるとNICに来ていないと思います。そして、NICに来ていなかったとすると中途半端な勉強をして、目的もなく進学して...という面白くない人生を送っていたと思います。今まで支えてくれた家族や周りの人たちに恩返しするためにもこれからも頑張っていきます。