第29期生メッセージ集【東京校編】

Loving My Life and Myself

Loving My Life and Myself

NICに入って一番変わったことは、自分を好きになれたことです。私は、アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれた、いわゆるハーフです。髪の色も生まれつき栗色で、英語も幼少期の頃から家族で喋っていたため、日常会話は不自由なく喋ることが出来ました。しかし、私が高校生になるまで、今ほどハーフの子も少なく、海外の文化も今ほど日本に流通していなかったので、見た目や文化、名前、語学的にも周りの同級生より自然と目立っていました。なので、今思えば悪気はなかったのでしょうけど、その“ 違い” について同級生からたくさんいじられました。そのため、そんなみんなと違う事がとても嫌で仕方ありませんでした。なので、それ以来、なるべく目立たないように本来の自分を隠して、理想の自分を演じるようになっていきました。英語はなるべく喋らないようにしたり、あまり好きでない邦楽をなるべく聞くようにして、友達との話題についていけるようにしました。ですが、NICは自分の人生を堂々と歩む人が集まっています。みんなが自分を尊敬し、他者もその人として尊敬しているので、自然と本来の自分をさらけ出せることに抵抗がなくなりました。そして、今ではみんなにイメージを聞けば“ 天真爛漫” といわれるほど、自分に正直に生きています。

まだ職業としての明確な夢はないのですが、いつかは起業したいと秘かに思っています。それも、あらゆる製品がすでに出回っているので、永久的需要のある食関係、特に農業を学んでスキルを身につけて、世界で活躍したいと思っています。

そして最後に、とてもベタなのですが、親に「ありがとう」と伝えたいです。自分のやりたいことを素直にこころから応援してくれる。これって簡単なようで結構ありがたいことなので。そして、その恩を無駄にしないように、死ぬ時にこころから“ 生きててよかった” って、悔いなく思えるように、人生を謳歌していきたいと思います。

人生は一度きりです。今これを読んでいる中高生のみなさんも、どうか、どういう人生を歩みたいか、しっかり考えて、思う存分迷惑をかけて、悩んで、人生を楽しんでください。素直にそう伝えたいです。

PROFILE

Julia Mihoshi Kenning
東京都・東京都立田柄高校出身
ミネソタ州立ミネアポリスコミュニティ・アンド・テクニカルカレッジ進学