第29期生メッセージ集【東京校編】

人生の賭け/価値観を変えてくれた場所

人生の賭け

僕のミッションは人生を死ぬまで楽しんでやることだ。小さい頃から、将来はサラリーマンのようにスーツを着たくないと思っていたし、学校も制服のない私立に通った。就職するということは人生の自由度を下げることだとずっと感じていたからだ。だから、僕は誰かに雇ってもらうためのスキルを身につける気は全く無かった。中学では遊び呆け、高校も入学したが、遊ぶか停学で通えなくなっているかだった。大学など行かなくても自分で仕事が出来ると思っていたのだ。だが気づくと、完全に犯罪者コースだった。その状況に危機を感じ、高校を1年で辞めた。入学以来ずっと退屈で、悪さするのにも飽き、一刻も早くその環境から抜け出したかった。ずるずると同じ事を繰り返す感覚に耐えられなくなったのだ。

僕は時折人生をドラマのように考える。人生を自分が主人公の1つのドラマとして見た時、高校中退で大学に入ってやったら面白いと考えた。しかし当時の自分は日本の大学に全く魅かれなかった。もっと今まで本当に味わったことのない新たな刺激を体が欲していたのだ。そこで留学を選んだ。これは僕のドラマにはぴったりだった。新たな地で新たな事に挑戦するという感じだ。

とはいえ、僕は英語が出来なかった。英単語のcould やshould を知らないくらい。
それでも僕に不安はなく、留学エージェントを探した。しかし、数々のエージェントの説明を受ける度に『みんなお金のために綺麗事を言っているだけだ』と感じた。
そんな折、NIC の説明会に参加した。そこではスタッフの方々が、“ 他の言語を学ぶことの難しさと、それでも留学は可能なこと“ を、一切盛らずに話していた。

入学後、クラスは言うまでもなく僕よりレベルが高かった。中学・高校をまともに通わなかったのはデカい。だが僕には、何故みんなが“ 宿題が大変” と言っているのかが分からなかった。きっと今まで勉強しなかったから、どの位が大変でどの程度が普通という、一般的な感覚が無かったのだろう。それでも僕には自信があり、割とみんなが苦しんだTOEFL 500点も、少し勉強したら簡単に取れた。

冒頭で述べた“ 人生を楽しむ” とは、ただ楽をする事ではない。
本気で楽しく生きるためには苦しいことも厭わず、困難さえも楽しくなってしまうように生きるという事だ。
人生は一度しかできない“ 賭け” だから、大胆かつ慎重になる必要がある。
留学はかなり高額な先行投資で、お金も時間もかかる。僕はそれでも留学には想像以上のメリットが期待できると感じたから、この道を選んだ。

PROFILE

Juniya Kushida(左)
東京都・NIC高校部3年生(東京都 明星学園高校から編入)
カリフォルニア州立ディアブロバレー・カレッジ進学

価値観を変えてくれた場所

NICに入ってから前よりも楽しいや幸せと思う時が増えました 😀
NICに入る前、僕はGIIS (Global Indian International School) というInternational Schoolに通っていました。そこは名前の通りインドの人が主催している学校で、生徒の6割はインド人で残りの人たちは日本人、韓国人、パキスタン人、バングラデシュ人など、いろいろな人種がいるところでした。そこに入るまでは、僕は普通の地元にある日本の小学校に通っていました。あと、一応、塾にも6年間通っていたのですが、まさかInternational Schoolに入るなんて思ってもいませんでした (笑)。GIISに入るきっかけは、外資系の会社でジャーナリストとして働く父が、インド人の中にはこれからの世の中すごく重宝する人材がたくさんいるので、その学校に行った方がいいと言われ、行くことにしました。

けれども最初にGIISに入った時は、その環境に慣れるのに大変で、しかも結構嫌でした tbh (笑)。学校の中はインド人特有の匂いがあるし、授業は英語でわからないし、とにかくstressfulでした。けれどもその環境にもだんだん慣れていきました。 Though I get used to my school life in GIIS, 結局そこまで英語力は伸びませんでした。
今振り返ってみると、それはやっぱり自分のやる気のなさが原因だったと思います。GIISに入ってから4年経った2015年の5月、父親からNICを紹介されました。正直、最初はNICなんて大した学校じゃないだろと思ってました(笑)。けれども今の自分の英語力ではアメリカの大学なんかに行けるとは到底思えなかったし、一回やってみようと思いNICのSummer Programに参加することにしてみました。

そして、その後、NICに入ることを決めました。NICに入ることを決め、同年の9月に9月生として入学しました。最初のクラスはLAという上から二番目のクラスで、あまり自分では満足していませんでした。なぜかって、僕はInternational Schoolに通っていたわけで、ほかの人よりはある程度英語ができて当然だと思っていたからです。しかも変にプライドが高く生意気だったので、当時のクラスメイトにはすごく迷惑をかけてしまいました。そしてある日、僕のメンタルが私事で崩れていたのもあり、ある一人のクラスメイトといざこざを起こした時、同じくクラスメイトだった岸波宏和くんに食事に誘われ、色々教えを説いてもらいました。その時、こんなに器が大きく人のことを思いやれるようになろうと決め、次の29期の人たちには、僕が彼みたいな存在になろうと思いました。

そして、いざ29期の人たちとの最初のセメスターが始まった時から、自分なりに実行しようと思いNIC Ambassadorも志願し、来年にあるカンボジアでのボランティア活動も希望です。今もクラスメイトに迷惑をかけてしまうことはよくあるけれど、そういうのを学んで次につなげたいと思ってます。将来は、何か人と繋がりを持てるような仕事をしたいと考えてます。
そして最終的な目標は、日本に学校を建てたいと思います。
そして、もっと日本の生徒に、積極的かつ、学校生活を楽しんでもらいたいと思っています。

PROFILE

Hideta Sakihama(右)
東京都・NIC高校部2年生(グローバル インディアン インターナショナルスクールから編入)
カリフォルニア州立ディアブロバレー・カレッジ進学