第31期生メッセージ集

編集後記

編集後記

あなたにとって「幸せのものさし」とは?―あなたなら、この問いに何と答えますか?

幸福に関する実験で、ハーバード大学の有名な2 つの実験があります。

一つ目はダン・ギルバート博士による幸福に関する実験で、結果は「時間をかけて選んだ選択肢は、不幸になりやすい」というものでした。
時間をかけ過ぎずに決断することが大事。時間をかけ過ぎて選択をすることで、「もし違う方を選んでいたら。。。」と考え、常に現状に満足できないそうです。直感を信じ、限られた時間で決断することで、人は前を向き、幸福感を得られるとのことです。

二つ目はウォールディンガー博士による実験で、結果は「良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれる」です。お金・富でもなく、地位・名誉でなく、ただ無我夢中に働くことでもなく、良い人間関係に尽きるとのこと。また友達・家族の数の多さではなく、身近な人たちとの関係の質が大事だ、という結論でした。

あなたにとっての「幸せのものさし」とは何か?―この問いに今回東京校・大阪校合わせて42名のNIC 在校生が、それぞれの思いを綴ってくれました。
NIC生は、日々、日本内外で起こっている事に目を向け、色々な分野の勉学に励み、多種多様なクラスメイト・先生とディスカッションを行い、多角的に物事を見て、感じて、考える力をつけています。その日々の中で、自分にとって大切な事を発見し、自分の「幸せのものさし」を見つけていきます。

2018年3月14日、国連が「世界幸福度ランキング」を発表しました。
156ヵ国を対象に、「所得」「健康と寿命」「社会支援」「自由」「信頼」「寛容さ」などの要素を基準にランク付けをされたもので、日本は54位でした。

多くの大人は、自分の「幸せのものさし」を見つけられないままでいるようです。
あなたにとっての「幸せのものさし」は何ですか?
答えが浮かんだ人も、そうでない人も、NICで、自分だけの「幸せのものさし」を見つけてほしいと思います。

NIC International College in Japan 広報部