第31期生メッセージ集

My Mission

私にとっての幸せは、目標を持って取り組めるものがあること、そして目標に向かって切磋琢磨できる友達がいることだ。
NICに入学する前の私は、目標も、夢も、全力で取り組めることも何もなく、ただ淡々とした日々をぼんやりと過ごすだけだった。この生活は実につまらないものだったし、目標がなければ何かを達成することもないので、成功体験のない私は自分に自信を持つことができなかった。そんな過去の自分と比べて今の自分はどうだろう。
今の自分には、「アメリカの大学に留学する」という明確な目標がある。
全て英語の授業についていくことに必死で、毎日膨大な量の課題に追われ、睡眠時間も満足に確保できない。それでも、自分で立てた目標に向かって全力で取り組むことができる。
まだ成功体験はないが、自分が心から頑張りたいと思える目標があるだけで、こんなにも毎日が違って見えるんだなと日々感じている。
大変なことも多いが、初めて体験するがむしゃらに過ごす日々にやりがいを感じることができるのだ。

しかし、NIC でのハードな生活は一人では乗り越えられない。そんな中で私を支えてくれているのが大切な友人達だ。
毎日課題やテストに追われ、日に日に隈が濃くなっていく自分とは反対に、キラキラしたキャンパスライフを送っている高校時代の友人達。
彼らを見ると、自分も日本の大学を選んでいたら、今とは違う人生を歩んでいたのだろうな、それも楽しかったのかもしれないな、と考えてしまう時もある。
それでも、自分の周りを見渡せば、同じ志を持った仲間がいる。
多すぎる課題に小言を言いながらも、一緒に乗り越えてくれる友達がいる。
彼らのおかげで、私はくじけそうな時も諦めずに頑張ることができるのだ。
実を言うと、私はNICで深い友好関係を築く気があまりなかった。
たった一年間のNIC 生活の中で、心を許せる友達などできるはずがないと思っていたからだ。
しかし、私は今たくさんの友達に支えられて生活している。
NICを卒業して、渡米した後でも、連絡を取り合っていたい友達が、会いたいと思える友達ができた。
私はそんな彼らと出会えたことを、とても幸せに思う。

NICの生活はまだ終わらないし、むしろ頑張らなくてはいけないのはこれからだ。
この先たくさんの困難が待ち構えているのは間違いないが、自分の決めた目標を曲げずに、頼もしい仲間と共に目標に向かって走って行きたい。