イギリス留学の体験談 2014年

5年後の自分へ/イギリス国立キングストン大学ロンドン校

PROFILE

中辻 諒さん Ryo Nakatsuji

Kingston University London イギリス国立 キングストン大学 ロンドン校
経営学部経営マネージメント学科
BSc in Business Management

東京都立大泉高校出身 NIC 第25期生

イギリスに来てからの変化

CATS Canterbury で1 年間のファウンデーションを修了後、9 月からここKingston University のBusiness School で学んでいます。今学期は、Organizational Behavior, Marketing, Managing business Information, Economics for Businessの科目をとっています。

イギリスの大学がアメリカの大学と大きく異なるところは、一つの授業につきLecture とTutorial の2種類の授業があることです。Lecture は100 人くらいの大教室で先生が講義をしています。Tutorial では、クラス30人以下での授業。1グループ5 人ずつに分かれて、ディスカッションなどを通して学んだ事をより深く考えていくことを行います。近々の夢が起業家になる事なので、どの科目も気を抜くことはできません。

イギリスに来て変わったことは、自分から考え、行動するようになったことです。Canterbury にいる頃からいろいろなことに挑戦しようと思い、学生会に入ったり、学校祭でスピーチをしたりしました。特にこのスピーチがとても反響が良くて、全在学生にRyo の名前を覚えてもらうことができたのは良い思い出です。

ここKingstonでも、来年2月に「Bright Ideas」という大きなプレゼンテーションの大会があります。
上位3人には1,000ポンドの奨学金が出る大会なのですが、12月5日までに申し込んで15人に選ばれると本大会に出場できるので、まずはこれに向けて頑張りたいです。

彼女との出会い

あともう一つ、今のガールフレンドとの出会いがとても大きかったです。
CATS Canterbury にいた時に出会った彼女は、タタルスタン共和国という国出身のモスクワ育ち、イスラム教の方です。

自分がどれだけ世界の事に対して無知で育ってきたのか、どれだけ考え方が甘いのかなど、彼女と過ごす事で数えきれない発見をしました。これは彼女との関係のみならず、各国からくる外国人の友達と関わる事で学んだ事でもあります。

ただ、一つ言える事は海外に出ていなかったならば多くの事は生涯わからなかったでしょう。なぜなら自分で経験をすることができなかったから。これらすべて自分の目で見て感じた経験だからこそわかることがあると私は考えます。
例えば宗教の話。ニュースや本で読む宗教はやはり一般的に書かれており正直、同じ宗教の人でもそれぞれによって考え方や捉え方が違っていたりします。こういったことは直接いろんな人と喋る事が大事。また違った視点から物事を考える事ができるようになります。

No.1を目指して

最後に将来の夢について、「起業したいといっても、どんな経営者になりたいのか。どれくらいの規模の会社をやりたいのか。」そんな風に具体的な答えを求めることが大事です。そういう、普段からディスカッションをしなければならない環境で、自分の意見を言うことの大切さや、もっと自分を出していかなければならないということを再認識するようになりました。

とりあえず直近の目標は、このKingston University で一番を取ること。
「Bright Ideas」も勝ち抜けばロンドン全体の大会もあるので、そういうものにも積極的にチャレンジしていきたいです。

常に自分を高める努力を怠らず、「これがあったから今の自分がある。」と思える、悔いのない人生を送りたいです。五年後自分がどうなっているのか楽しみです。どれだけ強い軸を持っている自分になっているのか、頼られる存在になっているのか、どんな出会いと発見にまた驚かされるのか、まだまだ知らない事だらけ、一歩一歩成長していきます。

いつも支えてくれている家族に感謝。そして五年後の自分がこの文章を読んだときに、恥ずかしくないように今を大事に過ごします。有言実行そして公言実証。

イギリス国立 キングストン大学 ロンドン校 イギリス国立 キングストン大学 ロンドン校 Kingston University London

大学ウェブサイト: www.kingston.ac.uk

所在地: Penrhyn Road, Kingston upon Thames, Surrey KT1 2EE