アメリカ留学の体験談 2014年

両親へ/ミネソタ大学ツインシティズ校

PROFILE

池田 寛さん Kan Ikeda

University of Minnesota - Twin Cities ミネソタ大学ツインシティズ校
教育・人間発達学部スポーツマネージメント学科3年
BS in Sport Management

高知県・明徳義塾高校出身 NIC第23期生

卒業するまで帰ってくるな

アメリカに来て、約3年が経ちました。今、ミネソタ大学でスポーツマネージメントを勉強しています。
将来の夢はメジャーリーグで働くこと。「卒業するまで帰ってくるな」という父さんの言葉を守り、思えば3年間、1度も日本へは帰ってません。

2011年にアメリカに来て、2013年冬学期後にオレゴン州のサウスウェスタンオレゴン・カレッジを修了して、ミネソタ大学に3年次編入しました。高校卒業からNICに在籍し、人生で初めて野球から離れた生活をしている間、野球へ対する思いが強まりました。オレゴンでは、野球部の監督にお願いして、チーム創設以来初のマネージャーを2年間やらせてもらいました。
そして卒業後もシーズン終了までマネージャー兼コーチとして半年間経験をさせてもらいました。

そして今ここミネソタ大学でも野球部のマネージャーをやっています。
全米屈指のプログラムで、雑用から総務の仕事、データ、用具管理などをチーム運営に担っています。

両立は簡単ではない

アメリカでは4大メジャープロスポーツ(MLB、NFL, NHL, NBA)と同様に大学スポーツも大きなビジネスになっています。
ミネソタ大学運動部は全米大学中15番目に多くのスポーツ収入をあげていて、その額は年間100億円近くなります。またパブリックアイビーの一つに数えられ、教授、学生、授業すべてのレベルが高く、勉強もとても難しいです。

大学があるツインシティズには4大メジャープロスポーツのすべてのチームがあり、自分の専攻しているスポーツマネージメントのクラスにはプロフェッショナルチームのGM(ジェネラルマネージャー)が実際に授業をしにきたりと、とても実践的な勉強ができます。

勉強、野球と共に最高レベルであり、両立は簡単ではありません。

成長した姿を見せたい

でも、野球漬けの日々だった明徳義塾から勉強漬けだったNICでの経験が今に活きています。NICでは勉強の仕方を習うところから始まり、実際に英語で授業を受けるところまで成長しました。野球から勉強、人生で一番大きな変化があった貴重な一年でした。

ミネソタの厳しい冬を過ぎると、野球のシーズンがはじまります。
先日、現在6人いるマネージャーをまとめるヘッドマネージャーにも任命されました。卒業式で、野球部の卒業生だけが着れる特別なジャケットを着ている成長した自分の姿を両親に見に来てもらうことが今の私の夢です。

ミネソタ大学ツインシティズ校 ミネソタ大学ツインシティズ校 University of Minnesota, Twin Cities

1851年に合衆国政府の助成で設立された総合大学。全米大学ランキング71位(National Universityのカテゴリー)。143の学部課程、150の大学院課程に約50,000人の学生が学ぶ。ツインシティズという名の通り、ミネアポリスとセントポールにキャンパスをもつ。全米で6番目に大きい大学。学生寮に住む義務はないが80%の新入生は学生寮を選択する。スポーツチーム「GOPHERS」はBig Ten Conferenceに所属し、どのスポーツにおいても強豪校として知られる。

大学ウェブサイト: www1.umn.edu/twincities

所在地: Minneapolis, MN 55455