アメリカ留学の体験談 2014年

両親へ/カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校

PROFILE

大畑 知佳さん Chika Ohata

San Francisco State University カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校
リベラルアーツ学部人文学科3年
BA in Humanities

岩手県・盛岡中央高校出身 NIC第25期生

出過ぎた杭は打たれない

小さい時はとても内向的な子供でしたが、学校の先生をやっている両親のおかげで、水泳やピアノ、新体操やスキーなど、習い事はなんでもさせてもらいました。
お父さんが私に一眼レフを買ってくれた時は、何でもやってみなさいという期待と、カメラから通して見える新しい世界をもらったようで本当に嬉しかったです。

中央高校を選んだのは国際プログラムに力を入れているから。ホームステイの受け入れや外国派遣に積極的だったからです。

高校時代、いじめられることも実はありました。ひょっとしたら、生意気で変わっていたのかもしれません。それでもクラスのある男の子の、「出る杭は打たれる、でも出過ぎた杭は打たれない。」という励ましで、ならば出過ぎた杭になって、それを他の人のために使えるようになろうと思いました。

人生のターニングポイント

NIC入学を考えたのは高2の2月。そして3年生のときに夏期講習に参加しました。反対する先生もいましたが、賛成する先生たちの言葉と好奇心にしたがって入学を決めました。

NICでの1年間は本当に楽しかったです。
高校まではただ暗記することが勉強でしたが、本当に勉強の意味を考えながら勉強できた、私の人生のターニングポイントです。
勉強以外にも映画のクラブに入ったり、ダンスをやったり卒業アルバムの編集委員をやったりしました。

新しい世界に連れて行ってあげるからね

ここサンフランシスコでも日本語を教えるボランティアをやったり、日本人学生会の役員をやったり、忙しい日々を過ごしています。楽しすぎて日本に帰りたくない(笑)。
本当に国際色豊かな大学で、いろんな人がいて、とても自由な空気が気に入っています。

卒業後は、日本の技術やすばらしさを世界に広める仕事をするのが私の夢。
高校の時は常に将来のことを怖がっていた私。大学入試に落ちたら人生終わりみたいな。

NICに入って、将来に対する考え方が楽天的になりました。
高校時代の私に会って伝えてあげたい「大丈夫だよ!。」って。
そういう風に考えられるようになった人生を、応援してくれているお父さんお母さんには本当に感謝です。

今度はいつか私がお父さんとお母さんを新しい世界に連れて行ってあげるからね。ありがとう。

カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 San Francisco State University

1899年に設立された総合大学。西部地区大学ランキング69位。サンフランシスコ郊外の広大なキャンパスで全米で唯一の民族学部をはじめ、リベラルアーツ、クリエイティブアーツ、ビジネス、サイエンス、エンジニアリング、教育の計7学部に約27000人が学ぶ。映画、ブロードキャスティング、人文学、経営学など、全米トップレベルの教育水準を誇り、西海岸で最も人気のある大学の一つ。交通の便もよく、ほとんどの学生は、電車やバスで通学している。また大学周辺にも学生用アパートが多数あり、都会の大学としては住居費も比較的安い。卒業生もピューリッツァ賞受賞歴のあるジャーナリストからNASA宇宙飛行士、2011年までPLOパレスチナ解放機構の和平交渉責任者だったサーエブ・エレカート氏など、著名人も多い。

大学ウェブサイト: www.sfsu.edu

所在地: 1600 Holloway Ave, San Francisco, CA 94132