NIC大阪校が今年も高校でNASA研修に向けた事前英語研修を行いました
アメリカ NASA研修に向けた事前英語研修
文部科学省指定のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)である大阪府立三国丘高等学校では、毎年、アメリカの大学見学と、NASA見学研修を行っていますが、今年も、その事前準備研修を、NIC International College in Japan大阪校が担当しました。
3日間の集中プログラム
2025年12月9日から11日までの3日間に実施された今回の研修は、1日2時間、合計6時間という短期集中型のプログラムでした。28名の生徒たちは、天文学や航空宇宙工学の基礎を宇宙開発の歴史や最新の探査計画を題材にすべて英語で学ぶという、チャレンジングな3日間に臨みました。
プログラムが始まる前、生徒たちには3つの約束が伝えられました。
- 日本語は使わず、英語だけでコミュニケーションを取ること
- はっきりとした声で、積極的に発言すること
- 失敗を恐れず、むしろたくさん挑戦すること
授業の最初に、NIC大阪校のJack先生は生徒たちに質問する時間を設けました。生徒たちは次々と手を挙げ、積極的に質問を投げかけます。そして驚くべきことに、Jack先生は28名全員の名前をその場で覚え、一人ひとりに名前で呼びかけながら授業を進めていきました。
カリキュラムは3日間でオールイングリッシュによる講義とアクティブラーニング形式の授業に段階的に組まれていました。初日は天文学・航空宇宙工学の基本的な英語表現の習得から始まり、2日目にはNASAがたどってきた歴史について深く学びました。そして最終日には、月への有人探査を目指す最新プロジェクト、アルテミス計画について学習しました。
また、現地で積極的に質問する力を育むため、質問の組み立てや英語での発信練習にも重点が置かれました。
生徒からの高い評価
研修終了後のアンケートでは、嬉しい結果が集まりました。参加した28名の生徒のうち、92.3%が「とても満足」、残りの生徒も「やや満足」と回答し、全員がこのプログラムに満足したという結果になりました。
中でも注目したいのが、英語を話す自信についての変化です。参加者全員が「自信が高まった」と答え、そのうち半数近くが「とても高まった」と感じています。たった3日間のプログラムで、これほど多くの生徒が自分の成長を実感できたことは、とても意義深いことです。
専門用語を英語で学ぶのは簡単なことではありません。それでも、生徒たちが楽しみながら理解を深めていけたのは、オールイングリッシュという環境と宇宙科学という魅力的なテーマが、生徒たちの「もっと知りたい」という気持ちを引き出せたからだと伝わってきます。普段の英語の授業では味わえない、本物の学びの体験がそこにありました。
生徒が体験した劇的な変化
研修に参加した生徒たちからは、わずか3日間で起こった変化への驚きの声がたくさん届きました。 初日、多くの生徒が感じていたのは不安でした。「リーディングやリスニングは得意だと思っていたけれど、いざ話そうとすると言葉が出てこなくて苦戦した」という声に表れているように、実際に英語を使うことの難しさに直面したのです。2時間ずっと英語だけの環境に身を置くことで、「1日目はとても疲れた」という生徒もいました。
でも、その状況は驚くほど早く変わっていきました。「3日目には疲れがずっと少なくなっていた」「最初は聞き取れなかった先生の英語が、最終日にはすんなり入ってくるようになって嬉しかった」という声からは、生徒たち自身が感じた確かな成長が伝わってきます。
宇宙という専門的なテーマを英語で学ぶことにも、生徒たちは大きな手応えを感じたようです。「日本語でも知らないような宇宙の専門用語を、英語で学べた」「Orbitなど、難しい単語も3日間で楽しく覚えられた」という感想がありました。ある生徒は「宇宙の単語を覚えて使っていると、単語が自分の頭の中にスラスラ入っていく感覚があって、とても感動した」と、学びの瞬間の喜びを表現しています。
授業の進め方も、生徒たちに好評でした。「ただ先生が話すだけじゃなくて、自分で考えながら英語で伝える機会がたくさんあった」「ペアワークが多くて楽しかった」といった声が示すように、Jack先生の授業は生徒たち自身が主役の、実践的なものでした。「難しい単語は簡単な言葉で説明してくれた」という配慮もあり、高度な内容でも生徒たちは安心して学ぶことができました。
NASAの歴史やアルテミス計画といった最新の宇宙開発について学んだことも、生徒たちの気持ちを高めました。「実際にアメリカに行く前に、必要な知識を身につけられた」「NASA研修の準備ができた」という声とともに、「アメリカに行くのが楽しみ!」という期待に満ちた言葉が数多く寄せられています。
この3日間は、単なる英語の勉強ではありませんでした。本物の学問を英語で学ぶという体験を通じて、生徒たちは英語力だけでなく、グローバルな世界で学ぶ楽しさも知ることができました。それは、これから始まる彼らの新しい挑戦への、大きな一歩となったのです。
講師コメント|Instructor's Comment
Jack Hayford
The English for Space Science course has officially wrapped up, and we couldn’t be prouder of the participating students. They showed great creativity and energy as they tackled complex topics such as NASA’s history and the upcoming Artemis missions. It was wonderful to see them enjoying the learning process so much, and we look forward to seeing where their bright futures will take them.
本プログラム「English for Space Science」は無事に全日程を終了いたしました。参加した生徒の皆さんが、NASAの歴史や今後のアルテミス計画といった内容に対して、創造力とエネルギーをもって取り組む姿を拝見できたことを、大変嬉しく思います。学びながら楽しむ様子が印象的であり、今回の経験が彼らの未来につながっていくことを心より期待しています。
NIC大阪校は今後も、学校との連携を通じて、生徒の国際的な学びと成長を支援してまいります。
大阪府立三国丘高等学校とは
1895年創立の大阪府立三国丘高等学校は、130年近い歴史を持つ大阪府を代表する進学校です。「自主自立」を校訓に掲げ、生徒の自主性を尊重する教育で知られています。
2002年度から文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されており、先進的な科学教育に力を入れています。その一環として、毎年アメリカの大学見学とNASA研修を実施しており、生徒たちに世界レベルの科学に触れる機会を提供しています。
また、クラブ活動も盛んで、毎年8-9割の生徒が部活動に参加し、近畿大会やインターハイなどで活躍しています。卒業生には、宇宙飛行士の土井隆雄さんをはじめ、各界で活躍する多くの人材を輩出しています。