就職活動の体験談

大切なのは「自分の考え」を「自分の言葉」で伝えられる力です。

PROFILE

大塚 直晋さん
カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 経営学部卒業 / 栃木県立宇都宮高校出身 / NIC第17期生

パナソニック株式会社
世界の最大の電機メーカー

NICでは、たった1年間、しかし、とてつもなく密度の濃い1年間を、同じ「留学」という夢を持つ仲間と共に学び、自分を磨き上げました。学期が進むごとにスキルアップを実感し、英語力に加え、自分を表現し相手に伝える力を身につけることができました。どの大学を選ぶかを悩む中でNICのアドバイザーの親身なアドバイスを受け、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校(SFSU)への留学を決意しました。

留学先での貴重な経験

SFSUを留学先に選んだ大きな理由の一つがSFSUの持つ豊富な留学プログラムでした。International Businessを専攻する事をNIC時代に決めてから、アメリカの大学だけではなくヨーロッパの大学においてもビジネスを学びたい意欲に駆られ、それを実現するにあたりSFSUの留学プログラムは魅力的であり、それを見据えた留学先としての選択でした。留学プログラムの選考を通過し、3年次の1年間を、提携先の一つであるオランダのビジネススクールで学びました。アメリカとヨーロッパでビジネスを学べた経験、その国に入り込んで生活した経験は貴重な財産となりました。

一番大きな就職チャンス---ボストンでの3日間の戦い

留学生にとって一番の大きな就職チャンスはボストンに代表される留学生向けのキャリアフォーラムだと思います。忙しい留学生活の中で時間を作り出し、ボストンでの3日間の戦いのために準備を整えました。この3日間には事前に応募していた企業、そしてキャリアフォーラム中に飛び入りで面接を受けた企業合わせて15社近くの企業を受けました。企業側も期間が限られているので、その日のうちに2次、翌日には最終面接というスピードの早さでした。最終面接は日本で行う企業もありますが、ボストンでの3日間で内定を出す企業も数多くあり、私自身もボストンで内定を複数獲得することが出来ました。

パナソニックに入社を決めた大きな理由

私がパナソニックに入社を決めた大きな理由の一つが内定までの早さでした。ボストンで訪問した企業のうち日本での最終面接を提示してきた企業もあり悩みもしましたが、ボストンの3日間に懸けた自分自身の思いと、その3日間で評価されたことを実感できたことが入社を決める理由となりました。そして内定を、卒業の1年前の2007年冬に獲得、2008年12月に卒業し、2009年4月から勤務を開始しました。

就職活動の強い味方

就職活動とは自分をどれだけ表現し、相手に伝えることが出来るかにかかっています。NICでの1年間、海外での留学生活において得られる重要なことの一つに、自分の意見を自分の言葉で相手に伝える力がありますが、留学を通じて自分の考えを自然と主張できるようになり、この力は就職活動の中で強い味方になりました。

留学を通じて得られた経験や力は、就職活動の支えとなるばかりではなく、社会人として働いていくなかでも力強い原動力となっています。しかしながら、“就活”を視野に入れた留学は、視野が狭いです。その先にある、“自分がやりたい事”を視野に入れた留学を考えて下さい。たくさん悩んで下さい。その結果の“留学”ならば、必ず自分がやりたい事に繋がります。頑張ってください。