就職活動の体験談

留学で得られた「変化を恐れない気持ち」。

PROFILE

澤田 直人さん
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 人体運動機能学科卒業 / 青森県立八戸高校出身 / NIC第15期生

三菱重工 相模原ダイナボアーズ アスレティックトレーナー

NICでの思い出---同じ志を持つ友達がいてくれた

NICでの思い出を振り返ってみますと、やはり半端ではない勉強の量をこなしていた日々を思い出します。授業の形態も高校の頃とは違っていましたし、使う言語はもちろん英語ですし。くじけそうになることも実際ありましたけれども、同じ留学を目指す友達が周りにいてくれたことが何よりも継続していく力となっていました。

NICで学んでいたことは間違っていなかった

そしていざ留学をしてみますとNICで学んでいたことは間違っていなかったということがわかりました。大学では語学のクラスをとる必要もなく、ネイティブの学生と同じクラスを受けることが出来たのですから。NICでのベースがなければ出来なかったでしょうね。私は最初カリフォルニア州のサンタモニカカレッジに進学したのですが、それは私の留学の目標でもあった全米アスレティックトレーナー協会公認のトレーナー資格(ATC)をとるためでした。そのためにはそこから同じLAの4年制大学に編入し、そこで大学の定めるプログラムを最低2年間受ける必要がありました。まず何よりプログラムに受け入れてもらうまでが大変で、その為に実際に高校や大学のスポーツチームに帯同してインターンばかりしていました。それは4年制大学に編入してからも変わらずで、留学の思いではインターン生活が半分以上といっても過言ではないです。

澤田直人さん

自分に言い訳をしない

卒業後はすぐには帰国せず、アメリカの大学でアシスタントトレーナーとして数ヶ月働かせてもらった後で帰国し、日本で仕事を探し始めました。帰国する前からメールのやり取りなどで日本の仕事口を探しておいて、帰国したらすぐに面接を出来るように準備をしておきました。初めに受けた面接先からお仕事を頂きチームに合流しました。トレーナーという仕事は資格も大事ですが、何よりも現場での経験と技術がものをいう仕事ですので、そういった要素を留学での豊富なインターンの経験などで養えたことが今の仕事に生かされていることは間違いありません。

また留学を経て、「厳しい環境にあってもないものねだりをせず自分に言い訳をしない」ことを学び成長出来たことで就職活動にもいつも前向きに取り組めたことは大きかったと感じています。

留学は変化への第一歩

私にとっての留学とは変化への第一歩だったような気がします。変化をすることはとても勇気がいります。それは今までの自分を捨てることになってしまうからです。変化した結果今までより悪くなってしまうのではないか、このままでもうまくいくのではなか、という考えは誰にでもあります。しかし、それは結果であり大事なのは変化していく過程なのだと思います。変化しようという意思は確実に自分を成長させてくれるからです。

私は留学を通して変化を恐れない気持ちを得られたような気がしています。これからの人生で自分自身の変化を求められる場面が多々あると思いますが、留学の経験はそんな変化の後押しをしてくれています。」