第27期生メッセージ集【東京校編】

僕の友達へ

NICに出会うまで、僕は普通の人だった気がする。普通に学校にいって、授業もなんとなく聞いて、部活もそれなりにがんばっていたほうじゃないかな。期末テストも、友達とたくさん遊んだことも、恋愛も。いま思い返せば、どれも人並みくらいにはいろいろ経験している、どこにでもいるような普通の人だったような。その頃の僕は、その日常が普通であることに気付かず、きっとそれが一番の人生なんだと思って満足していました。NICに出会うまではね。僕にとってそれまで普通だった自分を変えてくれたもの。それはNICを通して出会った人たちでした。

もちろんNICに入る前に出会った人たちだって素敵な人たちばかりでしたよ!でも本気になって僕のことをこんなに思ってくれている人たちがここにいるんだ!とたくさん感じることができる場所がNICでした。はじめて本気になって“夢”について熱く語ったし、はじめて友達のために泣いたこともありました。はじめて“たろう、それはちがうよ”とまっすぐに言ってくれる友達にも出会えました。はじめて自分が大嫌いにもなりました。さて、暴露話しでもしましょうか。実は僕、友達に嫌われることがとってもこわくて、いつも自分を犠牲にしていました。
“No”って友達にいうことがこわかったんです。自分が我慢して友達がhappyになれるなら、まっいいかな、みたいな。でもNICで出会った人にいわれて気付くことができました。“俺、たろうのこと本気で友達になりたいのに、いまのたろうは本当のたろうじゃないでしょ?”って。それからしばらくは自分って誰なんだろうってずっと考えていて、落ち込んでましたw。だってはじめてそんなこといわれたんすもん。“俺、たろうじゃあなんか友達になれないわー”って。

今日は2014年11月26日。いま、自分って誰なんだろうの答えが見つかったのかどうかはしらないけど。いまこの日常が普通なのか最高なのかもしらないけれども。一つだけはっきりいえるのは、NICに出会ってよかったってことかな。NICで出会った人たちへ。僕、みんなに恩返しができるような人になりたいと思っています。
いつかきっと、どんなかたちになるかはしらないけど、“ありがとう”をお伝えしにいきますね。

PROFILE

Taro Sakazume
神奈川県・県立大和西高校