第28期生メッセージ集【東京校編】

おいで、おいで。

「おいで、おいで。」もし、変なおじさんが飴を持ってかわいい小学生に声をかけたら、犯罪の匂いしかしないけど、実はこの言葉にはとてつもない魔法が秘められている。

「1回目のおいで、おいで。」
僕の名前は万文博。変な名前と思う人もいると思うけど、中国育ちの中国人。僕の両親は僕が生まれる前から日本で働いていて、僕を中国吉林省にいるおばあちゃんに預けていた。だけど、年がたつにつれ、僕が中学3年、15歳の時にある悩みを抱えはじめた。中国の「勉強第一、勉強できれば他はいい」の教育制度にもううんざり、中国の高校に絶対行きたくなかった。そんな時、母親が日本から電話かけてきて「いい学校見つけた、おいで!」ちょうどその時僕は学校で色んなことがあって、あんまり深く考えずに日本にきた…

「2回目のおいで、おいで」
高校進学を機に日本に来た僕は四ツ谷にある東京中華学校に入学した。僕は高校3年間色々なことを体験して、最高の仲間と出会い、最高の先生にめぐり会い、最高の3年間を過ごしてきた。突然だけど、ぼくの夢は多言語が操つれるカウンセラーになること。そのために、日本の大学で心理学を勉強して、国外の大学院で造詣を深めたいと思っていた。しかし、僕が日本にくるときに、昔の学校の手続きに問題が発覚して、日本の大学の中に僕の高校までの学歴を認めてくれるのは1ヶ所しかなかった。これを知ったのが高3の4月頃。僕は一生懸命に勉強した。だけど、希望とは裏腹に、簡単に言えば、落ちた。僕は再び先に進む道を見えなくなってしまった。そんなときに僕はNICに出会って、カレッジデイに行った。その時、僕は廣田校長に自分の状況を説明した、そして、廣田校長は「そうなんだ、じゃあNICに来るしかないね。おいでよ~」って言ってくれた…

「現在」
NIC生活はすでに3分の2が終わって、新たな仲間と出会い、夢に向かって一歩一歩進んでいっている…
「おいで」2回僕の道しるべになってくれた。もし、これを読んでる君がどこに進めばわからないなら、心を落ち着かせて、よく聞いて。君が行くべき場所は君に「おいで、おいで」って呼んでいるはず…

PROFILE

Wenbo Wan
東京都・東京中華学校出身
イギリス キャッツカレッジ・カンタベリー校進学