第28期生メッセージ集【東京校編】

今苦し、されど夢高く

「どの川を泳いだかではなく、その川をどう泳いだかが重要だ。」ある漫画での台詞である。大事なことはどの学校に入ったのではなくそこで何をしたかだ。私の高校は勉強・行事・部活全てにおいて頑張れる環境があった。私は勉強以外は一生懸命取り組んだ。留学の願望はあったが、勉強からは逃げていた。例えると美しい川に棲んでいたが水流に流されてしまったようだった。私は後がない中、勉強をやり直し長年の夢、大学留学を果たすためNICの門を叩いた。

その勉強のハードさから、NICは水流の激しい川と例えることができる。勉強の習慣のなかった私には、流されそうな厳しい逆流のようであった。私は喰らいつき順調に自分を鍛えていった。しかしまだ自分は甘かった。2学期、水流の激しさに慣れ油断し始めた。自分が中心にいた大きな行事も終わって、燃え尽き何もしなくなる。
次第に課題が溜まっていく。いつの間にか、また水流に流されていた自分に気が付いた。その時、この1年は「臥薪嘗胆」の年と決めたことを思い出した。まだ私は自分の甘えと戦わなければならないのだ。自分を変革するべくこれからも進んでいく。

私の将来の夢は、事業家として活躍することである。人生を懸ける事業を見つけるのが私の留学の目的だ。そのため、起業の聖地・シリコンバレーのそばに留学したい。事業家として、誰にも負けないものを創り世界で1番になりたい。また、NICに学生への講演を依頼されるという夢も持っている。NICのOBの看板になりたいという夢もある。「NICって聞かないけど、あのYasuda Kodaiが行っていたなら安心。」といわれる誇れる人間になりたい。叶えるにはそれに見合う功績を修めることが必要だ。これらは私の弛まぬ努力に懸っている。

人生には多数の選択肢がある。大学4 年間の選択は人生において重いものだろう。
NICに入るかどうかは別にして皆様がこれから自分の納得する選択をすることを祈念し、筆を置きたいと思う。

PROFILE

Kodai Yasuda
埼玉県・埼玉県立浦和高校出身
カリフォルニア州立ディアブロバレー・カレッジ進学