第29期生メッセージ集【東京校編】
想像を超えた未来へ/最幸
想像を超えた未来へ
高校3年生の冬。
目の前に広がる未来を想像し憧れの大学への期待と根拠のない自信を胸に、私は受験会場への一歩を歩き始めた。だが、まだこの時の私はそれからほんの数週間後、今後の人生を大きく変える出会いがある事を1ミリも想像しなかった。
あの頃の私はまさに受験生の名の通り、繰り返し繰り返し勉強する日々。
でも。どこか頭の片隅に、今何を見据えてどこへ向かっているんだ、本当にやりたいことは何なのか、という将来への不安があった。ひたすら自問自答した。考えれば考えるほど分からなくなった。それでも目標だったある一点に向かってただ妄信して、猛進した。浪人覚悟で一本に絞り、最終的に自信を持って受験を終えた私だったが、結果は想像とは正反対のものだった。それまで我慢していた一年分の涙を流した。…そしてふと我に返ってこう思った。自分の道は自分で開かねば。なぜあんなにすぐ立ち直れたのか今でも分からないが、何かが私を突き動かした。もう必要ないと思い捨てかけていた進路の資料の中から、ある学校のパンフレットが目に入った。それが今後の人生を大きく変えるきっかけとなった、NIC の資料だった。
実はもともと海外に興味があった。中学生の頃には姉妹都市交流の一環として交換留学制度があったが、ちょうど挑戦しようといていた年に廃止になってしまった。その後も何度か留学に行ける機会があったが、チャンスを掴めなかった。そしていつか行けたらいいなあ、という漠然とした夢になってしまっていた。
それが今、すぐ目の前に、自分の手の中にあるじゃないか。
これだ!直感でそう感じた。合格発表からわずか3 時間後にはNIC の願書にペンを走らせていた。あの時NIC のパンフレットを見つけていなかったら、あの時この道に進むことを恐れて決断できていなかったら。
充実したNIC 生活を送っている今、ふと、そんなことを考える。
NIC での時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。それは同じ目標に向かって進む仲間たちとハードな、だけど本当に楽しくて濃い時間を過ごせているからだと思う。来年にはアメリカ、イギリス、オーストラリア、ヨーロッパ、それぞれ世界各地に飛び立っていくと考えると、寂しいというよりもそれがまた楽しみで仕方がない。同期の中でも同じ世代はもちろん高校部の人、大学を辞めてから来ている人、社会人をやりながら通っている人、たくさんの経験とバックグラウンドを持った人たちがNIC というひとつの場所に集まる。そんなみんなにいつも刺激を受けるし、自分も頑張ろうと思える。
今このパンフレットを手に取っているみなさん。
NIC に出会えたことは大きなチャンスです。自分がこれだと直感で動かされるものがあったら、それを信じて恐れずにチャンスを掴んでください。あなたの想像をはるかに超えた未来への道を決めるのは、自分自身の勇気と決断です。Akane Ban(左)
神奈川県・神奈川県立七里ガ浜高校出身
イギリス国立コベントリー大学進学
最幸
ある晴れた金曜日の昼下がり。家で毛布にくるまりぬくぬくしながら、せっせとキーボードを打つ私。人生初のインフルエンザと戦いながらいま、My Mission を書いている。入学してから目まぐるしい毎日をノンストップで駆け抜けてきて早7ヶ月。ここで初めての5日間の(NIC) 出席停止をくらっている。でもこの期間を、” 私にとってのNIC” を振り返ることができる大切な時間だとポジティブに捉えたい。
休んだ初日、1番に感じたのは” 早くNIC に行きたい! ” ってこと。授業、先生、ジャパスタの方々、なにより友達と会えないことが寂しい。授業で発言したり、意見をぶつけ合ったりするのも既に恋しい(笑)。NIC 生でいると、”大変” って思う暇がないと思う。けど、”やばい” とは思う。仲間の姿に刺激を受けているから、毎日自分に挑戦していける。インフルのなり始め、自分自身の具合が悪いことすらもアドレナリンのお陰で全く分からなかった。人間って集中していると( 特に勉強という素晴らしいパワーにより) それさえも気付かないんだと驚いた。それだけ自分を夢中にさせてくれるNIC ってほんとすごいなあ、と、しみじみ。そんなハードな日常のひとかけらって本当に大事で、例えば先生がちょこっと言ったことを実践してみたり、先生の話し方をお手本にしたり! 先生が言ったように、毎日、自由に日記のようなものを書いていたら、ライティングのスピードが早くなったし、何より得意になってきた。
それが宿題のライティングの出来にも繋がり、その宿題が好きになった。英語の文章を書くのが得意って、かなり強みになる。 それからスピーチ/ プレゼンも。先生のモノの伝え方をよく見て影響を受けて作り上げた自分のスピーチ/ プレゼン、それに対して目から鱗の高評価をもらえたのはとても嬉しかった! 先生のお陰で更にそれを極めたくなった。頑張ることがとても楽しいと感じるようになったし、その楽しさは予想以上のものだ。NIC には毎日、いろんなチャンスが転がっている。それを掴むのか、また、どのように自分色に仕上げるかは全部、自分がアンテナを張っているかどうかによる。正直、授業料、留学費用を出してくれる親には頭が上がらない。だからこそ、自分が今楽しんで1 秒たりとも無駄にせず、死ぬ気でやっていることが、今できる1 番の感謝の表し方だと思う。
グッズ製作委員長から始まり、沢山のことに挑戦している日々はとても幸せでとても濃い。NIC のことが大好きなみんなも濃い(笑)。私はその中で、少しでも多くのNIC タイムを楽しみ、頑張りたい。そして何かを創り続けていく。NIC の面接の時、私は理事長と近松さんに” 新しいジャンルを作る” と伝えた。まだ漠然としているけど、この本氣の毎日の努力が結果を生むと思うとワクワクする。だからみんなにも伝えたい、”新ジャンル” を楽しみにしていてください! と。
Cocona Masubuchi(右)
神奈川県・神奈川県立横浜立野高校出身
カリフォルニア州立オレンジコースト・カレッジ進学