第29期生メッセージ集【東京校編】

強い目標を持つこと/なんでもやってみる

強い目標を持つこと

私の高校生活は、何の目的もない勉強が嫌で、勉強せず漠然とした目標がある部活に打ち込んでいました。私の高校の先輩達は有名大学に通っていますが、みんな大学に入っただけで全く勉強せず遊んでいる人がほとんどです。私はそういう大学生になるのが嫌で、あるきっかけでNIC を知った時、洋画や洋楽が好きな私は魅力を感じました。しかし、毎日大量の課題が出る事を聞いて恐怖を感じていましたが、親の勧めで、NIC の体験授業を受けに行きました。中学の時にオーストラリアのホームステイに行った経験から、英語を少しかじっていたので、その授業は全く苦ではなく、むしろ英語で会話する楽しさが久々に実感できました。そしてNIC に入る事を決意しました。

NIC 生となった私は、なんと、毎日鬼のように出される課題をこなして頑張っています。人生で初めて私は毎日勉強をし、課題をやっています。たまに、バイトや遊びのせいで全く寝れない日があったりしますが、この生活がとても充実していて楽しいです。勉強をしながら、アメリカの大学に入ったら何を学ぼうか、何になろうかと想像する事がとても楽しいのです。日本と違い、アメリカの大学では様々な分野を学ぶことができます。つまり、今の英語力を上げれば将来何にでもなれるのです。私はこのNIC 生活により、英語力がどんどん上がっています。それは、今の私にはアメリカの大学へ必ず行き、自分の大好きな事をする!という漠然とした目標があるからです。私は、誰でも強い目標があればそのために物凄く努力すると思います。だからこのMy Mission を読んでいる方の中で、高校時代の私のような方がいたら、何か強い目標を作ってほしいと思います。目標があるだけで今後の人生は変われます。最後に、人生の中で“環境”はとても大切です。私が昔からどんな事に挑戦しても決して反対する事はせず、素晴らしい環境を与えてくれた私の両親にはとても感謝しています。これからも私は様々な人に感謝しながら、自分の目標に向かって強く生きていこうと思います。

PROFILE

Suzune Ikura(左)
千葉県・東京都 十文字高校出身
ネバダ州立トラッキーメドウズ・コミュニティー・カレッジ進学

なんでもやってみる

2016 年1 月19 日、東京で初めての上京生活が始まった忘れられない日。前日からたくさんの雪が降り、ほとんどの交通機関が規制されたため、親と車で上京する計画も不可能になりました。サバイバルゲームのように一つのスーツケースに数日分の服、鍋、寝袋など、必要最低限のものを詰め、あずさに乗りました。

東京に着くと、慣れない新宿駅で戸惑いながらも重たい荷物と一緒になんとか電車を乗り継ぎ、家の鍵を受け取り、家具が一つもなくしんみりとしたマンションに小さなライトと寝袋で数日間過ごしました。今となっては思い出のように笑って話せますが、その頃は何もかもが自分にとって初めてばかりで、毎日不安と家族と会えない寂しさをこらえるので必死でした。

高校3年間はボートに愛を注ぎ、早朝から夜遅くまで練習に励んでいた私は勉強のことなどほとんど気にかけず、食う、寝る、漕ぐ、の毎日でした。3年になると周りの友達が一気に受験モードになり進路の話を耳にするたびに自分自身も焦りを感じ始めました。色々考える中でも海外留学は小さい頃からの夢で、昔から大好きな映画、High School Musical を見て何度もなんども海外の楽しそうな学校生活に憧れていました。そんな時に出会ったのがNIC です。きっかけはすごく偶然で、端から英語科の学部がある大学に資料請求をしていた中にNIC があり、同時に廣田校長先生が書かれた「ハードbut 楽しい」の本が届きました。最初は母が読み、薦められて読んでいるうちに、もっと詳しく知りたくなってセッションに参加しました。やりたいことがはっきりと決まっていない私にとって、アメリカの大学へ進学するということは、選択肢が広がり何かを見つけられるいい機会なのではないか、と視野を広げてくれました。

NIC にはそれぞれ個性を持った楽しい仲間がたくさんいて、みんなで留学という同じ目標に向かって努力しているので、すごく充実しているし勉強も頑張れます。あの日、駅のホームから頑張れと強く声をかけてくれた父、涙ぐみながら手を振ってくれた母、そして笑って見送ってくれた弟達に感謝して、これからもたくさんのことに挑戦し続けたいです。

PROFILE

Suzune Ikura(右)
長野県・長野県立岡谷南高校出身
カリフォルニア州立オレンジコースト・カレッジ進学