第29期生メッセージ集【東京校編】
色即是空、空即是色
色即是空、空即是色
もし、あなたがこの二つの仕事場で働くとしたら、どちらを選びますか?
家でスマートフォンでアプリで遊んでお金がもらえる仕事か、寒い中、新聞を配達する仕事か。
おそらくほとんどの人が、前者の仕事を進んで選ぶと思うんですよ。だって誰でも楽しく楽に生きていたいから。なんとなく学校に行って、友達と遊んで、恋人作って、デートして、働いてってそういう人生送りたいと思いますよね。でも、この僕の19年間の人生からして、後者のほうが最高に楽しいんですよ。いえマゾとかそういったものではないですけど。確かに辛いことって辛いですよ。でもね、最初は辛いと思っていても、そのうちその辛さにも慣れちゃんですよ。例えば、僕がNIC に入学して、初めてオーストラリアの先生の授業を受けた時や、初めてパラグラフの宿題が出されたとき、必ずこう思っていたんですよ。「ばかじゃねーの、こんなのできるわけないじゃん(笑)」って。当時は本気でそう思っていました。でもね、人って慣れるんですよ。小、中、高校で勉強に関しては、先生に褒めれたことがないほど落ちこぼれだった僕が、勉強することに慣れちゃったんですよ。つまり人っていつでもその気になればなんでもできるんですよ。慣れちゃうから。そして慣れちゃうと人はそれが楽しくなるんですよ。楽しくなるとどうなるか、わかりますよね?
ところで、私が読んで育った某漫画雑誌には、これを守って漫画を描いたら面白くなると言われる格言があります。
「友情、努力、勝利。」
僕が思うに、この言葉って人生を面白くする秘訣でもあるんですよ。しかしこの言葉は、全部が兼ね備えて初めて成り立ちます。例えば29期生の誰かが起業をしたとして、その人がただ一方的に一人で頑張って結果を出しても、そこに友情がなかったらそこはかとなく虚しいですよね。はたまた、もし最初から楽な道を選んだとしたら、おそらくそれは簡単に熟せることでしょうから、努力がない状態のことなんですよ。つまり僕は何が言いたいかというと、進んで苦労したほうが何事も充実するから、やりたくないことをしてみると案外楽しかったりするんですよ。自分に逆らって生きるのも案外悪くないよって話。ありがとう人生。
Keita Iida
千葉県・千葉県立松戸馬橋高校出身