第29期生メッセージ集【東京校編】

For Myself

For Myself

こんにちは。NIC29期の廣瀨です。My Mission を書くことは決めていたけれど、なかなか内容が決まらなくて…。とりあえず、いつもTwitter に誰宛でもなく感情を吐き出すように、ここに自分の思いを書き残していこうと。誰かが読んでくれれば、「貴重なあなたの人生の一部を費やして読んでくれて、ありがとう。」くらいの気持ちで。

NICでの生活が始まってから、時折ふと何かをしてあげた、覚えのない人から感謝されることがあります。君のお陰で頑張れているとか、元気づけられているとか。私は新聞奨学生です。今これを読んでいる貴方達はもう何度も目にしてきているだろうし、それが何たるかなど省きますが、辛いです。強がって辛くないなんて言えるほど私はまだ強くない。辛いです本当に。

私が奨学生になると決めた動機は、格好良いからというのが一番です。両親もいないので決して裕福ではないですが、祖母に経済的支援はできるので、やる必要はないと止められました。しかし入学前に考えました。もしクラスに奨学生がいて、その人が睡眠時間3時間以下でも毎日NIC に来て、成績も優秀だったなら。私は恐らく、その人の前では自分の何も肯定することなんかできない、まして自慢など。張り合おうとしたところで、まず同じ舞台にさえ立てていない。でも逆に、自分が理不尽を撥ね除けて全てをbeatしていく存在だったら、とね。格好良いじゃないですか。

もう一つの理由、これからの人生の準備段階として。私はアメリカで獣医に成ることを志していました。種々ありましてイギリス行きになったのですが。その経緯となぜ海外で獣医なのかはまた次の機会に回しますね。何にせよ、海外で獣医に成るのは途方もない困難です。元々抜きんでて出来る人間ではないので数々ぶつかる筈ですが、途中挫折だけは嫌だと。ではその準備段階として努力をしなければいけない、そしてこれが私の考え得る最悪路でした。

失敗も非難も今は多いですが、それは私が人の何倍もの速さで疾走しているから、衝突し逆風に吹かれ転ぶのは当然で、それでもそれらを一つずつ潰し、人生を自身で切り開いて行く覚悟はできています。NIC に来て、長いと思っていた人生が実はとてつもなく短いことに気が付きました。人生を賭けて何かを為そうとする人に無駄なことをしている暇などない。だからもし私の文章があなたの人生を浪費したのであれば、すみません。ただ貴方も何かを志す人なら、時間を大切に、“貴方が” 満足する人生を送ってください。それ以上、私が貴方の人生に口出すことは出来ない。

PROFILE

Kota Hirose
北海道・北海道 函館ラ・サール高校出身
イギリス国立ロンドン大学進学