第30期生メッセージ集

人生は全て繋がっている/タイム・カプセル

写真左: Saeko Izumi / 写真右: Yuna Shima

人生は全て繋がっている

高校三年生の夏。
みんなが大学進学に向けて頑張る中、私は真剣に自分の未来について考えた。
何も決まっていない自分の将来が怖かった。
自分の”進む道”がわからなかった。
どう進めばいいのか、何が正しい生き方なのか。
良い大学に行って、良いところに就職したら正解みたいな考えもぱっとこなかった。
でも、私は人生に正解を求めていた。

学校は大嫌いだった。全然楽しくない学校の授業、皆が勉強してるからって、勉強してるふりをしていた。窮屈だなと思って生きていた。もっと自分にすべきこと、みるもの、学ぶこと、沢山あるんじゃないかなって。成績で自分の価値が決まってる気がして嫌だった。
そんな簡単に価値を決める、大人って、世の中って、学校って、自分の環境って...全部、全部、嫌いやった。未来も普通に就職して、つまらない人生送ってんのかな?って。

そんな時出会ったのがNIC。家に届いたハガキに「夢を語れる友達はいますか?」私はそのフレーズに心を奪われた。と同時にMy missionを読みまくった。何度も泣いた。

変わりたい。今を逃げ出したい。こんな退屈な日々を終わらせたい。目標や意志をしっかりもち、何のためにかわからず、ただなんとなく生きてる人生をやめて、何かに真剣になりたい。自己を成長させ、自分に自信をつけたい。そう思った。

人生の全ては本当に全部繋がってると思う。
出会う人、出会う場所、行く環境で人生は大きく変わると思う。

私はNICに出会ってMy missionをみてピースボートに行くことができた。
色んなバックグラウンドを持った人たちと世界中を旅した三ヶ月間。
どんな夢でも真剣に語る仲間は私に人生に正解なんてない。
自由に素直に自分の直感に従って生きること。
訪れた世界の国々は私に心の豊かさを教えてくれた。

私は今...自分が行きたいと思った学校に行き、毎日自ら苦手な英語を、刺激しあえる仲間と勉強してる。今は尊敬できる大人も沢山いる、夢を語れる仲間も沢山いる、世の中って捨てたもんじゃないなって思う。将来の夢は沢山あるし、来年は海外の大学に進学したいと思ってる。

私の人生は変わった。
無限にある可能性、人生って自由で楽しいなって今はそう思える。
一人一人違って良いんだなって。

最後に、私はやりたいことができて幸せだなと思う。
自由にさせてくれる両親、支えてくれる家族や友達、仲間、先生達がいて今の私がいます。
本当にありがとう感謝してます。

PROFILE

Saeko Izumi【大阪校】
北海道・とわの森三愛高校出身
ワシントン州立スカジットバレーカレッジ進学

写真左: Saeko Izumi / 写真右: Yuna Shima

タイム・カプセル

Child Life Specialist(CLS)。これは私が生まれて初めて惹かれた資格・職業だ。

でも、どうしてこの職に就きたいと思っているのか分からない。なんか、よかった。しっくりきた。北米での授業が必須なこの資格を約3年想い続けた自分を信じ、ここNICにいる。毎日挑んでは跳ね返される。高校で学ぶ文法すら使えていなくて本当に泣きたくなる。なんだかんだ、英語も単語だけで会話が可能なことも入学前から知っていたし、あえて苦手な英語の道に進む理由が分からなかった。
しかし、最終的にいつも「CLSになりたい」ここにたどり着く。高校時の成績は英検準二級をギリギリで受かった程度。4月に受けたTOEFLは380点、11月にやっと卒業ボーダー450点を越えた。まだ大学入学基準500点に立てていないけれど、ここまで生きてきた。英語で読み書き、話す。日本語でさえ意味の分からない単語や専門用語を英語で学ぶ。3時間睡眠は普通だ。5つのうち、1番下が私のクラス。自分の今いる地点から大学・大学院・試験を経て、資格を得るまでの過程が遠すぎ、未来を描けなかった7ヵ月前が懐かしい。

私がNICを知ったのは、パソコン上に出てくる「あなたにおススメ」の欄。高校卒業後、直接現地へ行くことを考えていたため、ひたすら留学関係のサイトに入っていた。だからこそ見つかった学校、NIC。

数ある留学手段からどうして私はNICを選択したか。
理由は2つある。

北海道開催の説明会で岩田さん(東京校職員)が自身のNIC生活、大学生活を語ってくれた際、驚くくらい私の心が躍ったから。溢れ出るようにキラキラした彼の目が今でも脳裏に浮かぶ。

もう一つは「繋がり」。
横(同期)の繋がりだけでなく縦の繋がりも深いNICに惹かれた。

NICに入ることがすべての人にとって1番の選択だとは思わない。が、国籍も年齢も目的も違う日本全国、他国の人と話すのは面白い。その人の人性や経験によって、答えがすべて変わってゆく。

CLSをやりたい理由が分からないことを同志に話した時、こう返答された。
「その先になにかあるからだよ、そのために通らないといけないんだよ、きっと」
自分には無い考え方だった。
CLSのそのサキにナニかある。だから私はCLSを目指している。今はこれを糧に過ごし、生きている。私はココが1番だ。

同じ大きな大きな大きな世界へ出ようとするみなさんへ、思ったまま、感じたままに進んで下さい。

PROFILE

Yuna Shima【大阪校】
北海道・岩見沢東高校出身
ワシントン州立オリンピックカレッジ進学