第31期生メッセージ集
人間楽に変われないと思ってた。
人間楽に変われないと思ってた。
私が幸せって感じる瞬間は美味しいものを口いっぱいに頬張ったとき!
将来の夢は仕事のできるお嫁さん!
こんな風に言っていた高校の頃、私は自分の学習環境や生活に幾らかの不満を感じていました。
クラスメイト全員が黒板の方を向いてノートをとって、みんなの話題はテストや模試の結果について。競争が激しく、私には息苦しい環境でした。
小中学校の頃はそんなに感じなかった、疎外感のようなもどかしい感覚。
私って変わった人だったのか。と消極的な感情にかられる日々を今は懐かしく思います。
と同時に、自分の本心から目を背けていたように感じます。
進学先を決めかねていた高3の10月、手渡されたNICの資料と進路指導の先生の「あなたは日本に留まっているべき人ではない。」というフレーズが私の背中を強く押しました。
NICに入学が決まり、エネルギッシュで個性豊かな多くの友人、先生たちとの笑顔の絶えない生活が続いています。
先生が生徒の問いかけに全力で答える事、自分の個性を表現できる事、自分の夢を語り合う事、そして自由に自分らしくいる事、1日に起こる一つ一つの瞬間が幸せだと思うようになりました。
BE SPECIALというNICのモットーから「他の人と違うことは強みになる」と自分のことを大切にできるようになりました。
NICでの生活は大変だ!辛い!
と言われることが多いですが、私にとっては個人が最大限尊重されるNICという環境に200%満足しています。
冒頭で書いたように私の幸福は食べることに基づいています。
しかし、世界には食に関する問題が山積しています。
食品の安全性や流通の問題。
先進国の高い食品廃棄率、肥満率。一方で飢餓に苦しんでいるのは世界で8億人以上。パン一欠片に辿り着けない人が大勢います。少し視野を世界へ広げるだけで、私がすべきことが見えきた気がしました。
私は将来、どんな形であれそんな食に関する問題で困難を抱えている人の手助けをしたいです。
一つの手段は発展途上国での食糧支援や農業支援です。
実はこんなこと、地元北海道にいるときは考えもしませんでした。
NICを受験して上京してアルバイトをして、新しい環境でたった半年ちょっと生活した中で、自分の考えや価値観が大きく変化しました。
これからアメリカという多様性に溢れるような環境に身を置いて、自分の考えがどう変わるのかとても楽しみです。
また、自分の本心と他者の考えに目を向けて必死に真っ直ぐに生きていこうと思います。
Asuka Okamoto【東京校】
北海道立北海道札幌北高校出身
カリフォルニア州立ディアブロバレーカレッジ進学