第31期生メッセージ集

広い世界へ

広い世界へ

私は今大都会、東京で生きている。
ここは地元長崎とは全く違う世界で、半年以上経った今日でも慣れた気がしないところだ。
そこで私はNICに通いながら、アルバイトをする充実した日々を送っている。
そんなときこそ、家族や友達に会いたくなる。
まずは私の過去から紹介しようと思う。

私は、小学校、中学校、高校と多少の環境の変化はありつつも狭い世界で暮らしていた。
高校に入学してからは、皆同じような大学、専門学校とかで刺激が弱すぎるとも思ったくらいだ。
ある高校二年生の冬に私は偶然にもNICを見つけた。
その時は正規の留学なんて非現実過ぎて無理だと思っていた。しかも学校が東京と大阪なんて論外だと。
だから私は親から勧められた公務員になるために、高校二年生の冬から公務員試験のための予備校に通い始めた。
夏休みまでは勉強も部活も順調だった。
そして高校三年生の9月に公務員試験が始まった。
私は最初の試験の時、このまま就職してキャリアアップを目指しながら仕事をして結婚をして、ということ考えてしまい、なんだかすごく平凡すぎると思った。
そんなときにNICのハガキが届いて、「あ。ここだ、ここにいったら少しは平凡な道から逸れて、広い世界が見えるんじゃないか」と思った。
だから、私はすぐさま福岡の説明会へ母と一緒に行った。
説明会の話を聞いて、私の気持ちは固まった。
だから帰りの電車で母に説得をして11月の試験を受け、3月に上京した。

上京していくつか感じることがある。
それは感謝と幸福だ。
私は、私の夢を応援してくれる家族、よく連絡をくれる地元の友達、学校終わりに一緒に帰って寄り道して日常を語り合う友達、私の相談事に常に真剣に向き合ってくださるスタッフの方たち、すぐに名前を覚えて沢山指導してくださる先生方たちに感謝し、その事に幸せを感じている。
一学期の授業でhappinessとは何か、ということを学んだ。
そこには家族や友達との関係を良くすることが一番、人が幸せを感じると書いてあった。
だから私は今までの関係を見直し、もっと良くしたいと決心した。

最後に、私の今の夢は航空管制官になることだ。
それは、NICの友達の友達の影響だ。
きっとNICに来ていなかったら、こんな影響もないし、航空管制官なんて私の世界からはかけ離れていると思っただろう。
だけど、NICに来て夢ができて、それを応援してくれる人が沢山いて、私は本当に幸せ者だ。
これからももっと広い世界を見るために夢を追い続けたい。

PROFILE

Asuka Takahara【東京校】
長崎県・純心女子高校出身
ワシントン州立グリーンリバーカレッジ進学