第31期生メッセージ集

自分で照らすから、未来は明るくなる

自分で照らすから、未来は明るくなる

父に空港まで送ってもらい、1人で飛行機に乗り、不安しかなかった4月。
心配なんてしてほしくないから、笑顔で「ありがとう、行ってきます。」だけ言ったかな。
自分で決めたはずなのに、これから始まる新しい生活に、楽しみ、なんていう気持ちはありませんでした。どうして私は、家族もいて、友達もいて、好きな仕事もできている環境から、わざわざ1人で挑戦する道を選んだのだろう、と後悔にも近い感情でいっぱいでした。飛行機の中で、夢であれ、とさえ思っていました。

今なら、その時のことを思い出して笑えます。
こんなにも楽しくて、素敵な毎日が待っているとわかっていたら、不安なんて感じなかったのに、と。
NICは、大切な仲間と出会うことができる場所です。
思っていることや考え方は違っていても、それぞれ目標を持って努力しているので、お互いに刺激しあって成長することができています。やらなければいけないこともたくさんあるし、時間が足りないと感じることもよくあります。
でも、1人ではないから、一緒に頑張っている仲間がいるから、諦めないで続けることができていると思います。
忙しい毎日でも、笑っていられるのはみんなのおかげです。

Chika Ueyama

1年前、やりたいこともわからず、目標もなく、ただ過ぎていく毎日の中にいた私が、今、何かに夢中になって、どうしても叶えたい夢があるなんて、自分でも驚いています。
働いていた2年間は、何か素敵なものを手に入れることが幸せだと思っていましたが、自分には何か足りないと思える方が幸せなのだと思います。それが努力する理由になるから。そのことに気付かせてくれたNIC での生活に感謝しています。

自分を変える1歩を踏み出すきっかけをくれた人、背中を押してくれた人、快く送り出してくれた人、応援してくれている人、そしてもちろん家族や友達、誰か1 人でも出会っていなかったら、この人生は全く別のものになっていたかもしれない。
そんな中で、充実した毎日を過ごせていること、私はとてもついています。
何かを始めるのに遅すぎることはない、常に何かに挑戦し続ける、という気持ちを忘れずにいたいです。

予想外のことばかり起こるのが人生。
どんな環境でも幸せを見つけることができるとわかりました。
だから、日本を離れる時、今度は自信を持って言えるでしょう。
「行ってきます。」と。

PROFILE

Chika Ueyama【東京校】
北海道帯広市立北海道帯広南商業高校出身
ニューヨーク州立ロックランドカレッジ進学