第31期生メッセージ集
困難から幸せへの道筋
困難から幸せへの道筋
皆さんは人生でどれだけの困難を乗り越えたことがありますか?
恥ずかしながら、僕は19年間生きてきて、一度も乗り越えたことがありません。
それは、いつも困難に直撃すると逃げる自分がいたからです。
僕は、今までサッカー6年、野球5年、クライミング1年と複数のスポーツをそれぞれ何年かやっていました。
しかし、すべて中途半端な形で辞めました。
辞めるときは何かしら自分に都合のいい言い訳を見つけて、自分を納得させていました。
こんな僕が幸せを感じたことは、高校2年生の秋までは一度もありませんでした。
そして、僕が初めて幸せだと感じた原点は、フィリピンでの6ヶ月間のインターンシップ留学でした。厳しい環境で成長したいと思い、あえて留学ではなくインターンシップをした僕は、人生で初めて家族と離れ仕事をしていた時期に、今までの生活がいかに恵まれていたか実感しました。
また、発展途上国のフィリピンには、ストリートチルドレンや満足な生活を送れていない人が多かったです。しかしながら、彼らはいつも笑って楽しそうに過ごしていて、その時の自分が非常に情けなく見えました。この留学を通して17歳で世界を経験できたのは、今後の人生においての経験値となり、人生の価値観を
変えることができました。また幸せとは何かというのを実際に感じることができました。
帰国後に両親と将来のことを考えた時、日本の大学ではなく海外の大学に行ったほうが人生をより楽しく出来ると思いました。
そして、最初のステップとしてまずNICで英語力を向上させるのが最適だと思い入学しました。
しかしながら、NICでの生活は楽しいだけではなく、より大変で人生で一番濃い時間を過ごしているような気がします。そして、僕にとって今まで経験することができなかった、大変だけど全然嫌じゃないってのがすごく幸せに感じます。
最後に、僕は将来パイロットとして世界中を飛び回りたいです。
パイロットになるというのは、今まで経験してきた以上に困難な道のりだと思います。
ですが、パイロットになるために挑戦させてくれる環境があるのも一つの幸せだと感じます。
人生は一度きりです。
数少ないチャンスを生かして今まで支えてくださった家族、友達にパイロットになって恩返しができるよう、これからも努力をして行きたいです。
そして、パイロットになった時が、僕が最初の困難を乗り越えた時になるでしょう!
Manato Takimoto【東京校】
静岡県・ルネサンス豊田高校出身
カリフォルニア州立オレンジコーストカレッジ進学