第31期生メッセージ集

Anybody can have a dream/Be Happy

写真左: Miyoko Tani / 写真右: Maruka Kakizono

Anybody can have a dream

私は親の反対をおしきって、なかば強引にNICに入学しました。
高校は進学校で塾にも通い、有名大学への進学を目指して日々勉強していました。しかし高校三年生の夏休み後、このままでいいのかと思い始めるようになりました。
NICは第二の人生があれば行きたいなと思っていました。
しかしそのことがずっと頭の片隅にあり、次第にその思いは強まり私の決心は固まりました。友達や先生にその意思を伝えるのは勇気がいりましたが、両親に伝えるのはもっと不安でした。
私は自分の意思が固くて、頑固です。長所であり短所だと思っています。
決断してからの私の行動は早く、9月には試験を受けて、合格という結果を頂きました。

NICに入ってからの毎日は、授業と課題の繰り返しで忙しいですが、すごく充実しています。
hard but 楽しいの意味がわかりました。
また、友達や外国人の先生と勉強できることがすごく楽しかったです。
毎週金曜日は、”Awesome Friday” 最高な金曜日っていう感じで、友達とご飯にいったり映画を見たりと息抜きをしていました。
NICに入ってから学んだことは、このオンオフのメリハリです。金曜日の夜だけは思いっきり楽しんで、それ以外は全力で勉強をする。このサイクルが私には合っていました。
1週間が過ぎるのが早くて、もう金曜日?っていうのが多かったです(笑) こう思うと、私の幸せは、自分の夢があって、それを応援してくれる人がいて、充実した環境で友達や先生と勉強ができることなんだと思いました。

NICで出会った友達は、志が高いし、共に頑張ってきた仲間だから宝物です。
一生の友達です。
みんな卒業後は色んな国に行くので離れることが寂しいです。
私はNIC卒業後はイギリスに行きます。
ここでも両親と揉めましたが、自分の行く大学なので自分で決めることが大切だと思います。
卒業後は大学院に進みたいと思っています。
国連の職員になるという夢を叶えるのは簡単なことではないですが、決して諦めません。
親には不満や不安がたくさんあったと思いますが、ここまで支えてくれて協力してくれて感謝しています。
そしてNICで出会った友達、先生方ありがとうございました。最後に一言言わせてください。
誰でも夢を持つことができます。
その夢を自分があきらめない限り、まわりは応援してくれますし、前に進み続ければ必ず叶います!

PROFILE

Miyoko Tani【大阪校】
和歌山県立桐蔭高校出身
イギリス国立サセックス大学進学(国際開発学)

Miyoko Tani-Maruka Kakizono

写真左: Miyoko Tani / 写真右: Maruka Kakizono

Be Happy

"何をしに行ってるんだろう" 私は高校生活で、この問いがずっと頭から離れなかった。
友達にも恵まれ、素晴らしい先生方にも恵まれ、学校が楽しくないはずがなかった。
しかし、寝坊が当たり前になり、サボり癖がつき、欠席日数も増え、正直、担任の先生が私を3年間続けさせてくれたようなものだった。
自分で分かっていた、自分のだらし無さに。
両親とも対立する回数が増え、自己嫌悪に陥ることすらあった。

そんな時、学校で進路について三者面談が行われる時期が来た。
先生がスッとNIC のパンフレットを私の前に差し出し、"とりあえず、この学校を見てきてごらん。" と言われ、母と共にNIC大阪校を訪れた。
学校の説明会に出席し、そこで言われた言葉は、"ハード but 楽しい"。
自分が探してた物がここにある気がして、何気なく覗いたNICに、一瞬で虜になったのを今でも鮮明に覚えている。

人は、楽な道を味わうと、そこから抜け出すのに強い決意がいると思う。
私は、小学生の頃から、英語を話せる人に憧れを持っていた。
中学生でも英語は好きだったが成績は良くなかった。
高校生でも、英語課に入ったがやはりそこでも英語が伸びていると実感することはそれほどなかった。それは、自分の勉強のやり方が悪かっただけでなく、自分が本気で学びたいと思っていなかったからだと思う。

NICの入学前、不安があったが、それよりも私はワクワクしていた。
誰も知らない地で全てが始まり、リスタートしたような感覚だった。
新しい仲間や、大阪という自分の中で輝いて見える土地での初めての一人暮らし、全てが違って見えた。NICのドアが開く度に自分は、NIC生になったんだと体感した。
日本語を話してはいけない授業、信じられないほどの課題の量、睡眠時間が短い毎日。
今までの自分の生活を考えたら、信じられないような過酷さだった。
そして何より、自分の英語力の無さに驚いた。
最初の一か月、何度泣いていただろう。
今ですら、辛くなる時もある。
でも、NICを辞めたいなんて一度も思ったことがない。
その気持ちに今でも正直驚いている。

NIC生、それぞれ夢は違えど、英語を話せるようになり世界を見たい。
という強い気持ちは、同じだと思う。それが私のやる気をかき立たせた。
どんなに辛くても、自分だけではない、と思えたから。
私は今、NIC生であることに誇りを持っている。そして、今の自分がここに立てているのは、両親と先生のお陰である。
こんな自分でも、見捨てない方々に恩返しをしたい。
今私が言いたいことは、感謝の気持ちと、私はもう逃げたりしない、ということ。

PROFILE

Maruka Kakizono【大阪校】
宮崎県・宮崎学園高校出身
ワシントン州立オリンピックカレッジ進学