第31期生メッセージ集

I am that I am -私は私である-

I am that I am -私は私である-

私はNICに入学する前、「自分とは何か」 という事を考えていました。

中学受験で志望する中高一貫校の中で1番上のレベルのコースに入った私は、東大を目指し毎日、常に勉強をしていました。
自分の実力以上の環境にも慣れ、成績も上がってきていた高校1年生の夏、原因不明の体調不良により私は学校へ行くことが出来なくなり、成績がどんどん落ちていきました。
東大や国立へ行くのは当たり前だと思っていた私にとって、いい大学には入れないという事は人生の終わりなのではと絶望し、恐怖と不安の毎日でした。
そんな中、ふとしたきっかけで行くようになった原宿が私を変えてくれました。
原宿で出会った子達は、みなそれぞれ夢があり、自分の考えを持ち、そして自立していました。彼女達のキラキラとした姿、そして新鮮な価値観に触れることで「なぜ私は大学へ行くのだろうか」と自分と向き合った時、今まで常識としてきていた概念が崩れ去りました。
自分が強いidentityを持っていなかった事に気が付き衝撃を受けた私は「自分は何をしたいのか」、という事を考え行動するようになりました。

高校3年進学時、自分自身と向き合う時間を作りたくて、通信制に切り替えるという大きな「決断」をしました。
色々悩んだ挙句、覚悟を決め、初めて自分でした決断でした。
すると不思議なことが起きました。
以前からやっていたライターとしての実力が認められ、国内外の様々なジャンルの著名人への取材、そしてCAディズニー本社から招待など普段なら会うことが出来ない人達の考えを知る機会が与えられました。
社会的に認められている著名人は皆、口を揃えて「Yumiがやりたいと思う事をしなさい、大人の言う事を聞いてはいけない」と言いました。
そして私は自分の心の声に従ってNICへ入学しました。

最初の問いに対する私なりの結論は、私は私という存在であって、そこには他の何のjudgementも存在しない。
だからこそ、私が私である事以上に大切な事はないのだと。
自分の心の声に正直でいる、自分がやりたいとワクワクする事は実行に移す。
私が私として生きていける、私がやりたいと思うその直感を信じて恐れずに挑戦し続ける事こそ私にとってのBe happyです。

最後に一緒に切磋琢磨している友人に感謝をしたいです。
私はみんながいたからここまでやってこれたし、とても濃い大切な時間を過ごせています。
本当にありがとう。

PROFILE

Yumi Sato【東京校】
東京都・開智高校出身
カリフォルニア州立オレンジコーストカレッジ進学