第31期生メッセージ集

村人Aのまま終わりたくない人へ

村人A のまま終わりたくない人へ

中学時代、そんなに目立つタイプではなかった私は、友達や他人の前で、自分に全く自信がなく、嫌なことを嫌だと言えず、好きなことも好きだと言えず、周りの人に合わせ顔色をうかがうようなそんな人でした。
簡単に言えば、平和主義。誰とも争いたくないのです。

そんな私の高校2年生の夏、NICの夏期講習に通いました。
通ううちにこの学校に毎日通いたいと思い、入学を決めました。
理由は今でもよくわかりません。直感です。
NICへの入学をきめてからすぐに高卒認定をとって高校を中退し、本来なら高校3年生を迎えている頃、NICに入学しました。
NICという存在を知ってからNICを受験するまでの時間は、わずか4ヵ月でした。
気づいたら12月には、高校を辞めていました。
周りの人達にはよく、行動力と決断力を誉められます。
しかし、私に言わせてみれば、周りの人たちが行動力と決断力に見えているものはただのわがまま、ただ自分の直感を信じて突き進んだだけなのです。
今では、人生は直感を信じて少し自分勝手に生きるくらいがちょうどいいのかな。とさえも思います。
さて、いつからわがままに、やりたいことをやりたいと言えるようになったのだろうか。
そう考えたとき、やはりあの高校2年生の夏が私の転機だったのではないかと思います。
そんなわがままを、甘えだとか逃げだとか、冷たいことを言わないで、大丈夫、やっていけると応援してくれた両親や友達、高校の先生方には今でも感謝しています。

NICでの生活は、想像以上に大変でした。
入学当初は慣れない一人暮らしや課題の量に苦戦し、土日にもしっかり休むことができませんでした。
しかし、だんだんその生活にも慣れ、時間の使い方をおぼえることで、余裕も出てきました。
辛いときに助けてくれる、笑わせてくれる、素敵な友達もできました。本当に感謝しています。
そんな大好きな友達には、好きなことを好きだといえるし、嫌なことも嫌だといえる、顔色をうかがわなくても私のことをわかってくれていると信じています。
みんな進学する学校も国も違くてばらばらになってしまうけど、きっと離れていてもまた集まれるし、その時にはいつものようにくだらないことで笑いあうのではないかと思います。
心から信頼できる友達を作ることが苦手な私に素敵な友達ができたのも、自分らしさを手に入れられたのも、あの夏、直感を信じたからだと思います。

PROFILE

Mayuka Yamamoto【東京校】
高卒認定
カリフォルニア州立オレンジコーストカレッジ進学