第31期生メッセージ集

類は友を呼ぶ

類は友を呼ぶ

“Be Happy!” このテーマについて書くにあたって、自分にとっての幸せについて考える機会を設けることができたのが、My Missionを希望して良かったと感じる点の一つだと思います。
そして考えた結果、今自分にとって一番身近な幸せは、すべてNICでできた友達に関わっていることに気が付きました。

まず挙げたいのが、NICで一番大変だとされる宿題についてです。
私の高校時代の思い出の中に、宿題を期限通りに出した記憶などほとんど皆無に等しく、未提出者のブラックリスト入りが常だった私にとって、ヘッドスタートで出された宿題でさえ毎日の悩みの種でした。
しかし、最初にできた友達との毎日宿題を終わらせてから帰る、というルーティンは毎日宿題をやることを習慣づけてくれました。続けるということは知らぬ間に物凄い変化をもたらしていて、休日の朝に起きて、まず「宿題やったっけ?」と一人で焦った経験をしたのは18年間の人生の中で初めてだったように思います。

そして、通常の授業が始まった後も友達の存在が度々私の助けになってくれました。
英語でのスピーチやプレゼンは普段あまり緊張しないほうだと自負していた私を死ぬほどの緊張に追い込みましたが、にこにこ聞いてくれる子の存在がそれを緩めてくれたり、人前で喋るのが上手い子の存在がもっと上手くできるようになりたいと私を奮い立たせてくれました。英語を死ぬほどやるぞと意気込んでNICに来た私にとって、同じ目標を持った友達の存在は必要不可欠な原動力です。
私が学べることを幸せだと思えるのは、みんなのおかげです。

Yoshino Masuzawa

写真右: Yoshino Masuzawa

さらに、勉強以外の面でもNICでの友達は私にとってなくてはならない存在です。
特に、一学期同じクラスでずっと一緒にいる4人は、大人になってもずっと仲良しでいたいと思える私の一番の理解者達です。彼女たちは私がやりたいことをよくわかっていて、私がやろうと決めるより先に「よしの、やるでしょ?」と言ってくれます。
NICパーカーのデザインが募集されたときに、私が頭の隅で応募してみようかなと考えている段階で、全員から私のことが思い浮かんだと言われた時は、正直ちょっと泣きそうになりました。
彼女たちの後押しのおかげで、背面には私のデザインがプリントされています。

私がNICに来て一番学んだことは「類は友を呼ぶ」です。
年は違えど、同じ留学を志す、周りとちょっと違う類友たちと過ごす少し突飛な毎日は、死ぬまで忘れられない気がします。

PROFILE

Yoshino Masuzawa【東京校】
長野県立松本美須々ヶ丘高校出身
イギリス国立ボーンマス芸術大学進学