第31期生メッセージ集
優しい人でありたい
優しい人でありたい
あの時の大きな選択、日々の小さな選択が今の自分を作っている。
今の自分が全く別人である可能性もあった。
NICを知ったのは高校3年の春だった。
高校の時は学年が上がるに連れ、勉強に対する意欲が無くなっていった。勉強は好きな方だ。模擬試験を当てにし、何故か大学進学には果てしなく楽観的だった。NICがなければどうなっていたことか。日本の大学が悪いとは思わない。結局は自分次第だから。
楽観的に日々を悠長に生きてきた。大きな選択だったと思う。
今思えば、今まで常にその時その時を一番幸せだと思って生きて来たが、おそらく今は自分史上最高に幸せだ。
NICに来て、思うことが色々ある。
第一に自分は日本の事を知らなさ過ぎた。
日本人である以上、もう少し日本について勉強すべきだった。日本人であることに誇りを持つべきであり、その誇りに恥ずべきでない人間でありたいと感じた。
第二に世界の事を少し知ることができた。
世界は遥かに複雑だ。日本で新聞やテレビを見ているだけでは全くわからない。高校まで教育を受けて来て何一つ、世界を学ばなかった。
勉強して初めてわかる。
NICの凄さを思い知った。
NICに来て一番思うことは、人に出会えた事。
NIC大阪校は百人もいない小さな学校だが、尊敬できる人ばかりだ。
それは隣にいる友達であり先生でもある。NICの先生は半端のない知識と経験値を持っている。
宿題は多いが、何より生徒のことを想ってくれている。
日々出される課題と悪戦苦闘していますが皆同じだ。皆それぞれ大変なのを知っているから、助けてくれるし助けようと思う。
振り返った時に「頑張ったな」と声をかけてあげられる自分がいるように努力をする事が一番の幸せだと思う。
そして、そんな自分の隣には常に辛さを知っている人が必ずいる。
本当にいい人ばかりに出会えた。
もしこれを読んでいるあなたがNICに入学しようか悩んでいるのであれば人をおいて他に自分の人生に影響を与えるものは無いという事を覚えていてほしい。
この世界は人間で成り立っているのだから。
人は一人では生きていけないのだから。
必ず誰かあなたのことを考えてくれている人がいるのだから。
今これを読んでいるあなたがNIC大阪校でNICのために、友人のために、自分の未来のために努力をしている人であれば、今までの感謝を込めて、ありがとう。
Yuya Okada【大阪校】
京都市立堀川高校出身
イギリス国立サセックス大学進学(Computer Science & Artificial Intelligence)